大丈夫と言い聞かせるほど、心は少しずつ苦しくなる
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大丈夫。
きっと考えすぎ。
忙しいだけかもしれない。
気にしないほうがいい。
そんなふうに、
自分に何度も言い聞かせる夜ってありますよね。
本当は少し寂しかった。
本当は少し引っかかっていた。
本当は前と何かが違う気がしていた。
でも、それをそのまま認めてしまうと、
急に不安が大きくなりそうで、
とりあえず
『大丈夫』
で落ち着かせようとしてしまう。
その気持ち、すごくわかります。
恋をしていると、
感じたままを受け取るのがこわい夜があります。
だって、
苦しいと認めたら、
向き合わなきゃいけない気がするから。
寂しいと認めたら、
ひとりで抱えきれなくなる気がするから。
違和感があると認めたら、
この関係の何かが変わってしまいそうだから。
だから人はまず、
自分を落ち着かせようとするんですよね。
大丈夫。
まだ平気。
きっと今だけ。
そうやって、
自分の心の上に
やわらかく布をかけるみたいに
不安を見えなくしようとする。
でも、
ここが少し苦しいところです。
言い聞かせること自体が悪いわけじゃない。
一度落ち着こうとすることも、
自分を守るためには必要なことがあります。
ただ、
その『大丈夫』が
本当の気持ちを聞かないまま何度も続くと、
心のほうは少しずつ置いていかれてしまうんですよね。
苦しい。
でも、大丈夫と言う。
寂しい。
でも、平気なふりをする。
引っかかっている。
でも、気のせいで終わらせる。
この繰り返しが続くと、
外側は静かでも、
内側ではちゃんと疲れが積もっていきます。
しかもやっかいなのは、
その疲れって
すぐには大きな形で出ないことが多いんです。
急に泣きたくなる。
少しのことで心が折れそうになる。
相手の言葉ひとつで
必要以上に揺れてしまう。
そういう形で、
あとからじわっと出てくることがある。
だから、
大丈夫と言い聞かせるほど苦しくなる夜って、
弱いからそうなるわけじゃないんですよね。
むしろ、
ちゃんと自分を保とうとしてきたからこそ、
心の奥にある本音が
置き去りになっているだけかもしれません。
本当は、
大丈夫じゃなかったのかもしれない。
本当は、
少し無理していたのかもしれない。
本当は、
ちゃんと不安だったのかもしれない。
その可能性を、
自分の中で認めてあげることって、
すごく大事なんですよね。
ここで大切なのは、
いきなり答えを出すことじゃありません。
無理に相手と向き合うことでもない。
ただ、
『私は本当はどう感じてるんだろう』
を、自分に聞いてあげることです。
少し寂しかった。
少し苦しかった。
少し安心したかった。
それだけでもいいんです。
『大丈夫』の前に、
本当の気持ちをひとつだけ置いてあげる。
それだけで、
心の削れ方は少し変わってきます。
恋の中でつらいのは、
相手の態度だけじゃなく、
そのたびに
自分の本音を後回しにしてしまうことも
大きいのかもしれません。
大丈夫と言い聞かせる。
それは、
悪いことじゃない。
でも、
その言葉だけで全部を終わらせなくていいんですよね。
大丈夫じゃない部分が少しある。
それでも今すぐ壊れるわけじゃない。
ただ、心はちゃんと何かを感じてる。
そのくらいの受け取り方でも、
十分やさしいと思います。
大丈夫と言い聞かせるほど、
心は少しずつ苦しくなる。
それはきっと、
あなたが弱いからじゃなくて、
本音を守ったまま
ちゃんと聞いてもらえていないから。
だから今夜は、
無理に平気にならなくて大丈夫です。
まずは
『本当はちょっと苦しかったんだな』
って、自分の心を見てあげてください。
そのひと呼吸だけでも、
心は少しやわらぎます。