<城間勝行>空気を読まない技術

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ビジネス・マーケティング
「空気を読むのが大事です」

新卒でSIerに入ったとき、先輩からよく言われた言葉だ。会議中の空気、クライアントの温度、上司の顔色。空気を読む力は、確かに現場で役立った。

でも、独立してから少しずつ感じ始めた。

**「空気を読みすぎると、プロダクトが迷子になる」**ということに。

たとえば、スタートアップの現場。みんなで熱量をもって語り合っているときに、あえて「その機能、本当に必要ですか?」と空気を切るような質問を投げることがある。場は一瞬しん…となる。でも、その問いがきっかけで、大事な見直しにつながることもある。

「盛り上がっているから、このまま進めよう」ではなく、「冷静なツッコミが今必要かもしれない」と思ったら、空気は読まない。むしろ“読みすぎない勇気”が求められる。

それは、SIer時代にはなかった感覚だ。仕様書の正しさよりも、今の会話の意味。完璧な設計よりも、いま動けること。

もちろん、ただの逆張りでは意味がない。相手をリスペクトしながら、「空気を読まない」ことで、チーム全体の視野を広げる。それが今の自分の役割だと思っている。

空気を読む力も、空気を読まない力も、どちらもスキルだ。

フリーランスになって学んだ、ちょっと不思議な技術の話でした。


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