【全12回】第6回「もし抹茶を海外に売るとしたら?」越境ECシミュレーション:食品の輸出規制・法律を調べる

【全12回】第6回「もし抹茶を海外に売るとしたら?」越境ECシミュレーション:食品の輸出規制・法律を調べる

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こんにちは。越境ECサイト制作者の太田です。

「もし抹茶を海外に売るとしたら?」をテーマにしたシミュレーション、第6回です。
前回は「どの国に売るか」を決めました。今回は越境EC最大の壁、「食品の輸出規制・法律を調べる」です。

ターゲット国であるオーストラリアを例に、抹茶を輸出する際のルールを見ていきましょう。




1. オーストラリアの食品輸入は厳しい?

オーストラリアは独自の生態系を守るため、世界でもトップクラスに検疫が厳しい国です。
肉や乳製品、卵などが含まれる食品は、個人輸入でも税関で没収されるリスクが高いです。

しかし、抹茶(Matcha)は植物性であり、製造過程で加熱・粉末化されているため、比較的安全に輸出できる食品です。
だからこそ、越境EC初心者にもおすすめの商材なのです。




2. 植物検疫の確認方法

抹茶は「植物」から作られていますが、オーストラリアの植物検疫ではどう扱われるのでしょうか?

オーストラリア農業・水資源・環境省(DAFF)のルールでは、生の植物や種子は厳しく制限されますが、「商業的に加工・包装されたお茶(粉末を含む)」は、基本的に輸入が許可されています。

ただし、以下の点に注意が必要です。

•完全に乾燥し、粉末化されていること

•商業用の未開封パッケージに入っていること

•他の植物の種や虫などが混入していないこと




3. ラベル表記の義務(英語)

食品を海外に売る場合、日本のパッケージのまま送るのはNGです。
オーストラリアの法律(食品基準法)に従い、英語でのラベル表記が義務付けられています。

最低限、以下の項目を英語で記載したシールを商品に貼る必要があります。

記載項目
英語表記の例
商品名
Matcha Green Tea Powder
原材料名
100% Green Tea
内容量
Net Weight: 50g
原産国
Product of Japan
賞味期限
Best Before: DD/MM/YYYY
保存方法
Store in a cool, dry place




※抹茶はアレルギー物質を含みませんが、もし他の成分(乳成分など)を混ぜたラテ用パウダーなどを売る場合は、アレルゲン表示も必須になります。




4. どうやって調べるの?

「法律なんて難しくて調べられない…」と思うかもしれませんが、今は便利なツールがあります。

1.
ジェトロ(日本貿易振興機構)のサイトを見る
「ジェトロ オーストラリア 食品 輸入規制」で検索すると、日本語で分かりやすくまとまった資料が読めます。

2.
配送業者のガイドラインを見る
日本郵便(EMS)やDHL、FedExなどのサイトには、「国別の禁制品リスト」が載っています。




5. まとめ

食品の輸出と聞くとハードルが高く感じますが、抹茶のように「加工済みの植物性食品」であれば、ルールさえ守れば問題なく販売できます。
「英語のラベルをしっかり貼る」「未開封の商業パッケージで送る」の2点を徹底しましょう。

次回は第7回「配送方法と送料を決める」です。
オーストラリアまで抹茶をどうやって送るのか、いくらかかるのかを具体的に計算していきます。お楽しみに!

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