化学メーカー在籍のエンジニアが熱交換器を担当したとき(2)調達

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 熱交換器の設計が完了したら、製作メーカーに見積を依頼することとなります。一般的にはデータシートを作成必要です。熱交換器の外形図と、設計条件などを記載したシートを作成し、見積をお願いします。データシート作成のご依頼があれば何でも引き受けますので、よろしくお願いします。

1.データシート作成
 熱交換器の設計条件を記載します。設計圧力・設計温度、パス数、チューブ径、チューブ配列、ノズル数、ノズルサイズ、フランジレーティング、伸縮継ぎ手の有無、腐れ代、リフティングラグなので付属品有無、ガスケット予備高圧ガスや一圧などの法的な設計要件などなど、ユーザー側の要件を漏れなく記載することが重要です。
 合わせて、機器の外形図、チューブ長さ、チャネルカバーサイズ、ノズルの位置やオリエンテーション、邪魔板枚数やピッチ、サドルの位置、ベースプレートの長孔指示やアースラグなど記載しておく必要があります。
 仕様書を作成する上でデータシートは非常に重要な書類となります。

2.法的要件
 熱交換器は日本の法律上、高圧ガスに該当するのか、一圧になるのか二圧なのか、ノンコードで問題ないのか、法的要件の見極めが難しい機器の一つとなります。最終的には官庁関係にヒアリングする必要ありますが、法的要件をマイルドにするアドバイスをさせて頂くこと可能ですので、ご相談頂ければと思います。法的要件を誤って発注してしまうと、後々大問題となりますので、注意必要です。高圧ガス機器および圧力容器は認定工場で製作必要なので、ノンコードに比べて割高となります。また、設置後の完成検査や落成検査、定期的な法的検査を受ける必要があり、コストと労力がかかってきます。

3.ドキュメントチェック
 機器を発注すると、製作メーカーから機器図面、設計計算書、検査要領書などのドキュメントが発行されます。設計通り、仕様書通りの機器が製作されるのかドキュメントチェックは重要です。メーカ側も人間ですので、ミスがある可能性があります。ひとつひとつチェックマークを付けてチェックしてくことが重要です。安い買い物ではないので、漏れなくチェック必要です。チェックのサポート可能ですのでご相談ください。
 製作メーカーから製作前にドキュメントが送られてきます。チェックが遅れると製作が遅れ、納期に影響が出ます。ドキュメントの返却期限を過ぎると、製作に移る事も考えられます。製作始まってから、図面ミスを指摘しても修正に費用がかかることから、別途費用請求される可能性がありますので、返却期限前に返却することがお互いにって幸せです。ドキュメント管理もエンジニアの仕事の一つです。

4.立会検査
 機器製作が完了すると、立会検査のステージとなります。検査要領書通りの検査を製作メーカー側が実施します。この時点で追加検査を要求すると追加費用発生しますので、検査要領書の確認も重要ですが、仕様書に必要検査は記載しておきましょう。立会検査は製作メーカー側で実施しますので、予算を取る際に出張旅費は予算取しておきましょう。
 立会検査では図面通りに機器が製作されているのか、寸法チェック、ノズルチェック(サイズ、位置、高さ、フランジレーティングなど)などを行います。最終立会検査ではチューブはシェル内に収まっているので見る事ができません。チューブを確認する必要があるときは、中間検査を要求して、シェルを溶接する前に検査必要です。また、溶接線を確認したいときは塗装前に検査必要です。
 あとは、耐圧・機密検査に立ち会ったりします。法的要件がある場合は、試験圧力に決まりがあるので、間違ってないかチェックしましょう。耐圧検査は水圧検査が一般的です。

以上、調達に関して徒然なるままに記載してます。ご参考になれば幸いです。エンジニアリング全般に関してご相談お受けいたしますので、よろしくお願い致します、

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