目玉焼きには何をかけて食べますか?
片面焼きですか?両面焼きですか?
それとも蒸し焼きですか?
こんな問いを、ワールドワイドに超どデカい規模で真剣に議論してしまう人たちがいます。
アニメ『美味しんぼ』の第37話「黄身と白身」
(単行本では7巻に収録)
私はなぜかこのエピソードがやたらと好きで、何度となく繰り返し観てしまいます。
東西新聞文化部になぜか出入り自由な落語家・快楽亭ブラックさん。この人、実はIFEC(国際目玉焼き会議)の委員で。大会が東京で開かれるにあたり「日本におけるサニーサイドアップ(片面焼き)とターンオーバー(両面焼き)の実情について報告しなければならないんでゲス」と言い出すところから物語が始まります。
そこから文化部内でも、目玉焼きに何をかけるか、焼き方はどうだ、って話で、仕事中だっていうのに、大真面目に侃侃諤諤。それが最高にくだらなくて、でもなんだか楽しそうで、愛おしさすら感じます。
世界75カ国から300人以上が参加し、テーブルには一人一台のコンロとフライパンと卵。そんなちょっとした狂気の中で開催される、熱すぎる目玉焼き会議。それぞれが、自分の信じる最高の目玉焼きを主張するけれど、結論は何も出ません(結論を出してしまうと国際問題に発展しかねない上に、次の会議を開催する口実がなくなるから 笑)。
「結局、自分が一番美味しいと思う食べ方が正義だよね」
そんな、何も決まらないことの平和さと、ちょっとした狂気。私はあの空気がとても好きです。あー楽しそう。あー参加したいー。
ちなみに私は片面焼きのケチャップ派です。文化部の花村さんに「えー気持ち悪い」(原作では変態呼ばわり)、田畑さんには「卵の本当のおいしさを知らないのね…」とまで言われた、あのケチャップ派です。
世界がどうであろうと、私にはこれが一番美味しいんです。
変態って言われても。