桜の季節も終わり お昼間は初夏のような風を感じる日も増えた気がします。
前職を辞めてからは お家の窓から差し込む日差しを敏感に感じ取ることが出来るようになりました。
とは言え 主人の介護や最近始めたリモートワークでバタバタとした毎日ではあるのですが。。
12年間 デスクワークをしていたのですが ある意味それは私にとって ひとつの成功体験でした。
それまではずっと サービス業で働いており デスクワークは苦手意識がある反面 憧れの職業でもありました。
42歳でパソコン教室へ通い 運輸会社へ事務として転職。
夢が叶ったかたちです。
では なぜ 私はデスクワークに苦手意識があったのでしょうか。
ずっと分からなかったし 改めて考えたこともありませんでした。
私にとって 接客業はハードルが低く デスクワークはハードルが高かったのですが なぜ そう思っていたのでしょう。
私は子供のころから勉強が嫌いで とりわけ算数が苦手。
算数や数学が嫌いな私がいい高校 いい大学へ入れるわけがない。
だからいい会社に就職するのは無理。 高校の時にアルバイトはしていたので
その延長で接客は慣れているから 接客業ならなんとかなる。
そんな風に若いうちから自分に枠をはめて 可能性を自分で狭めて生きていました。
そのうち結婚したら 旦那様に守ってもらえる。。
そんな人任せな 甘えた考えでした。
だって 私には得意なものなんてなんにもないんだから。
しかしながら 子供を産み 育て 神経図太くなった私は 最初に書いたように ほんとは密かに憧れていたけど 気持ちに蓋をしていた会社員になったのですが。
ここ数年で 思い出したことがあります。
子供の頃のことです。
私と子供達との関係を思うと 私と母の関係はあまり良いとは言えませんでした。
母は 何かと私のことを否定する発言が多く バカにするようなことを言われたり 私の可能性を「出来るわけない」と制限されたりすることが多かったこと。褒めたり 励まされたり 感謝されたりということがなかったことを ふと思い出すことが多くなりました。
母も歳を重ねるごとに私に対してそういうことは無くなり 逆に今では私の方が立場が強くなってはいるのですが 私が結婚するまでの母はそんな感じでした。
ああ。。だから私は 子供のころから 自分に自信が持てなかったんだなぁ。
と気付きました。
もし私が子供の頃 母から「あなたは出来る子。これからいくらでも可能性があるんだよ」と言われ続けていたなら。こんなに自分のことを小さく見積もっていただろうか。
私だけではなく 多くの人は 子供のころの体験に 少なからず影響されているのではないでしょうか。
子供の頃に受けた傷は 意外と心の奥深くに消えずに残っているものです。
もしかしたら 自覚のない傷ほどやっかいなのかもしれません。
私には 母に甘えたり 大好きと言われた記憶はありません。
でもそれは 自分が親になって 子供との関係を思った時に 初めて寂しい子供時代を過ごしたと分かったことでした。
私が子供達と無邪気に遊んだり 子供の盾になって様々なことに立ち向かったり 子供達に嫌がられてもキスしたり抱きしめたり 笑いあったり。。
これが普通だったんだな。。私は愛されてなかったんだろうか。。
そう思った時 ああ 私も私のことを否定してきたんだと気づきました。
母だけでなく 自分自身も自分のことを認めてあげなかったのです。
心のどこかで 子供の自分が膝を抱えて泣いている。
そんな想像をした時 涙が止まりませんでした。
これからは 自分を抱きしめてあげよう。私が私をいい子いい子してあげよう。 私のことを 認めてあげよう。
そうやって 自分のことを 少しずつほぐしていく時間をここ数年は大切にしてきました。
12年前に転職したことで成功体験をして おそらく 私自身 なにかが変わりました。 そして 自分との対話を大切にしてからは 今度はその仕事を辞めて現在の生活に変わりました。
辞めたことも 私にとって成功体験です。
これからは必要のないものを削ぎ落し 数少ない本当に必要なものだけを大切に生きていきたい。
今はそんな風に思っています。