斜陽帝国スペインの落日

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スペインと言えば、アイルランド、ポルトガル、イタリアとギリシャ合わせて「PIGS」すなわち欧州の豚さんと呼ばれ、EU経済の足を引っ張った代表的な国です。

歴史上のスペインは極めて強い帝国でした、16、7世紀の時は間違いなく「太陽の沈まない」帝国でした。しかし、時代とともにスペインの勢いが弱くなり、特にイギリスが代わりに海洋の覇権を取った後からスペインの衰退が加速してきました。

1808年スペインはナポレオンに侵略され、イギリス軍の援護でやっと国を再建できました。しかし、復位したフェルナンド7世は事前に約束した民主主義、立憲主義を無視し、相変わらず宗教や政治迫害を繰り返しました。結果フェルナンド7世の娘イサベル2世の時代になると、政変が頻繁に起き、1868年イサベル2世が海外へ亡命しました。彼女の息子アルフォンソ12世が帰国復辟し、スペインの内政もある程度安定させましたが、11年で病死し、まだ赤坊の息子アルフォンソ13世が即位しました。

1931年、再び政変が起き、アルフォンソ13世海外へ亡命、スペイン内戦が勃発し、フランコ独裁体制が作られました。

1975年、フランコは病死直前に政権をフアン・カルロス(アルフォンソ13世の孫)に返しました。
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