場面46-3:変化は関係の中で

場面46-3:変化は関係の中で

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学び
4歳になったTくんは、思いどおりにならないと
噛む・投げる・ひっくり返る…と感情が爆発しがち。
気持ちが乱れると、保育室から飛び出してしまうこともよくあった。

6月

朝の会で「好きなもの」を言い合っていると、
Uくんが突然、
「ぼく、Tくんが好きー!」
と言った。
みんなの前で“好き”と言われたTくんは、
そわそわしながらも、背筋をピッと伸ばして、ちょっと誇らしげだった。

7月

乱暴なことをして注意されても、
以前のように大混乱を起こすことは少なくなってきた。

9月

おままごと中、TくんがうっかりGちゃんに水をかけてしまう。
“しまった…”という顔のTくんに、
「いいよ、すぐ乾くから」
とGちゃん。
Tくんはホッとした顔で、遊びに戻っていった。

12月

ゲームで負けそうになると、
以前は泣いて飛び出していたTくんが、
この日は入口で座り込み、みんなの様子を見ていた。
保育者が声をかける。
「でもね、Tくんがいたほうが、もっと楽しかったよ」

2月

発表会『桃太郎』。鬼役が決まらない中、
Tくんが手を挙げた。
「ぼく、やる」
みんなが
「ありがとう!」
と言ったその日から、Tくんは自分で気持ちを切り替えて、
遊びに戻ってくる姿が増えていった。

正しい対応は?

クイズ

皆から感謝される喜びを通して、自己概念が肯定的になり、情動をコントロールできるようになったと考えられる。
⭕️か❌か

保育のポイント

Tくんの変化は、ルールを言い聞かせられた結果ではなく、友だちに受け入れられ、感謝される経験を積み重ねたことから生まれている。

他者からどう見られているかを知り、その評価を自分の基準として取り入れることで、自己概念と行動は少しずつ結びついて変化していく。

保育者の役割は教え込むことではなく、子ども同士の関係の中で“自分を肯定できる場”を支え続けることにある。

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答え

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