なぜ英語のITコンサル・PMO案件は“割がいい”のか?フリーランスが語るメリット・デメリット

なぜ英語のITコンサル・PMO案件は“割がいい”のか?フリーランスが語るメリット・デメリット

記事
ビジネス・マーケティング
英語を使うITコンサル・PMO案件って、結局どんなことをするの?
そもそも語学力ってどのくらい必要なの?
実際、きつい?メリットあるの?

そんな疑問に、ITコンサル・英語PMO歴数年の私が答えます。

私は個人でやってるため、「英語のITコンサル・PMO案件」の大変な面、良い面をやりつつ同じ業務の案件はもちろんコンサル案件も面談を受けまくり、数多くのオファーをもらってきました。
場数はかなり踏んでます。

その経験を余す所なく披露します。

英語に漠然と憧れがある方が多いですが、ぜひ解像度を上げられるよう本記事を呼んでいただければと思います。

「英語のITコンサル・PMO案件」の大変な面、良い面


1. 大変なところ:時差と発音.png

PMに近い立場で、各国のステークホルダーとやり取りしながら、プロジェクトの推進を行います。予算など一部を除けば、業務内容としてはほぼPM。ですが、最大の違いは「時差」「言語」です。

大変なところ:時差と発音
①時差との戦い国によって、時差は以下のように変わります:
シンガポール:−1時間
タイ:−2時間
欧州:−8〜9時間
アメリカ:−13〜14時間(場所による)
※欧米には更にサマータイムがある。

ややこしすぎてイライラします涙

アジア圏なら日中に数往復のやり取りも可能ですが、欧米となるとそうはいきません。

欧州相手だと、現地9時=日本17〜18時。

アメリカに至っては昼夜逆転のため、「文通か?」というレベルで、1日1通ずつしか返信がないことも。

私はアメリカとやりとりが必要な場合、日本時間の22〜23時にPCを立ち上げ、リアルタイムでチャット対応することもあります。

現地が9時台になるこの時間帯は、数往復のやり取りが可能で、効率的です。

正社員は労働基準法的にNGだったりするので、脱法的に自分の付加価値を示すチャンスにしています。

②様々な発音
英語のITコンサル・PMO案件=アメリカ・欧州と思うかもしれませんが、実態の9割はインド・ベトナムのオフショア対応です。

感覚値としては:
インド:70%ベトナム:20%その他:10%

私はたまたまアメリカ・欧州とのやり取りがメインの案件にアサインされましたが、レアケースです。
案件に応募しまくって採用面接を受けまくったので、事実ベースです。

まずはインドやベトナムなどのオフショア案件で経験を積み、1年後に欧米案件を狙うと良いかもしれません。

2. 良いところ:単価が高く、仕事内容はソフト、希少価値もある.png

良いところ:単価が高く、仕事内容はソフト、希少価値もある


英語のITコンサル・PMO案件は、単価が高い上にライバルが少ない。英語×ITの組み合わせは希少なんだと実感します。正直募集している案件は想像より少なかったですが月4-5件の案件は降ってきます。

実務1年経験があれば、月単価85万円以上という案件も珍しくありません。また、時差や語学の壁がある分、参画後も切られにくい傾向にあります。

また海外のせいで進捗が遅れることも多いため、
「じゃあもう3ヶ月延長しようか」
で済んで、結果そんなに忙しくない事が多いです。
のんびりしているように見えて、実は長期稼働につながることも多いです。

コンサルになると月100万円以上も容易に見つかります。
体験談としては月130万円のオファーをもらったことがありました。

働き方


3. 語学力:求められる英語力の実態.png

語学力:求められる英語力の実態

結論:TOEICで言えば700点台でも何とかなります。
600点台でも何とかなるかもしれません。オンライン会議の場合、英語で文字起こしができるため、リスニングが苦手で、リーディングが得意な人(私はリスニングが苦手)には有り難い環境です。

以下、各国の英語事情を記載します。

インド英語は“別言語”
ぶっちゃけ、インド英語は何を言っているかわかりません。語順は正しくても、アクセントとリズムが独特で、日本人にはかなりハードルが高いです。多分、インド人にとっても日本人英語はハードル高いでしょう。

1年くらいアメリカへ留学いっても聞き取れないであろう英語、それがインド英語です。

ありがたいのは、Teamsの文字起こし(英語・インド対応)があること。これがなければ、本当に会話になりません。

ノンネイティブ圏の英語
タイ・フランス・ドイツなど、英語が母語でない国では、それぞれの言語アクセントがしっかり残っています。ただ現地の発音にはかなり左右されまして、フランス語アクセントの英語は、もはやフランス語にしか聞こえません。

でも安心してください。
話すスピードはそこまで早くないので、何度か会議すれば、よく使う表現や口癖が分かってきて、だんだん聞こえるようになります。

ネイティブ圏(アメリカ・イギリスなど)
発音は聞き取りやすいけど、速い・単語が難しい・言い回しが多い。
でも、相手が気遣いできる人なら、日本人レベルに合わせてくれることもあります。
最初に「英語ネイティブではありません」と伝えておくと、やさしい英語に変えてくれる人も多いです。言わないと容赦なくバンバン早く会話してきます。

アメリカには様々な背景を持つ人が多いので、ゆっくり話すは結構おおらかに受け入れてくれる印象です。トランプ大統領も公の場ではかなり平易な英語を使ってますからね。
4.勤労文化の違い.png


勤労文化の違い
祝日の事情は各国もちろん異なります。

中華圏:旧正月(1月下旬~2月上旬)
インド:ディワリ(10月下旬)
タイ:ソンクラーン(4月中旬)
欧州:夏季休暇(2〜3週間個別に休む)クリスマス以降は連休状態

特に欧州の夏季休暇は要注意。個別に確認しないと、突然1ヶ月不在という人もいます。引き継ぎがうまくいっておらず、急速にプロジェクトが進みにくくなる時期でもあります。

一方で、日本の「お盆」文化は海外にありません。
こちらが一方的に休むわけにはいかないので、プロジェクト全体に配慮する必要があります。

正月も同様です。国によりますが、1月1日は祝日で1月2日以降はいつもどおり、という国が一般的なようです。

働き方の違い

インド:議論好き。頻繁に「会議しましょう」と言ってくる。超積極的。だが、勝手にリリースすること多数。

アメリカ:「自分に関係あることには超高速、関係ないことはスルー」というメリハリが極端な印象が強いです。欧州:休暇の調整で上司が大変そうって感じです。私のプロジェクトだけかもしれませんが、残業はほぼない印象です。

最後に:日本と海外、どちらが進んでいるか?


5. 最後に:日本と海外、どちらが進んでいるか?.png

これは意見が分かれるところですが、私の答えはこうです。

「どちらが進んでる/遅れてる」ではなく、価値観が違う。

海外では「仕事=人生」ではなく、「仕事=生活のための手段」という認識が根強いです。だからこそ、品質が粗かったり、連絡が遅かったりすることもあります。

とはいえ、利害が絡むと超速で動くので、「この人たち、やればできるじゃん」と感心することも多いです。

英語のITコンサル・PMO案件はしんどいけど価値あるポジション英語は得意じゃなくてもOK

・時差と祝日との戦いはある
・でも、単価が高くて希少
・世界の“働き方”に触れられる

そういう意味で、英語のITコンサル・PMO案件はしんどさと成長がセットでついてくる、美味しいポジションだと感じています。

まずはオフショア(インド・ベトナム)案件から。そして1年後には、欧米相手の“グローバル案件”を目指してみてください。

あなたの価値は、必ず上がります。

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