ことのは

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ケイタイをいじっていた。
画面に映るあなたとの会話を見つけた。
スクロールすると懐かしい話ばかりで文字を追いかける。
他愛のない話でしたね。

あなたは何を思っていたのだろうと思う言葉の数々。
何を伝えたかったんだろう。
悩みを打ち明けたくて、
誰かと話をしたくて、
命を削って送られたきた言葉。
あなたの気持ちに気づいていたら、あなたの未来は変わっていたのだろうか。


メッセージを送ってみたいと思う。


今夜もあなたの住んでいた街を通る機会がありました。
冬空の中、凍えそうな手を擦り合わせながら、あなたもきっと歩いていただろうこの道を。
ふと、あなたと同じ雰囲気を纏う人が視界に入り込む。
もしかしたら…と思うけど、やっぱりあなたではないのですよね。

他愛のない会話をしたいのだけど、あなたからの返事はもう来ない。

もし、メッセージを送ったら返事をもらえるだろうかと思う。


「元気ですか?」


そんな言葉が返ってきそうな気がして。
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