Beyza Nylén has taken the initiative
in promoting sales ------- he joined the
department three years ago.
(A) despite
(B) except
(C) during
(D) since
この英文を最初から真面目に読んではいけません。空欄の直後に注目してください。
"he joined" というように「彼が」という意味を表す主語 "he" と「に加わった」という意味を表す動詞 "joined" が来ていますね。これに気づいた瞬間、正解が確定します。所要時間は1秒です。
その1秒間の間に頭の中がどう動いているか、ご説明いたします。
選択肢を検討します。
(A) despite + [名詞]
で、「 [名詞] にもかかわらず」という意味を表します。
(B) except + [名詞]
で、「 [名詞] を除き」という意味を表します。
(C) during + [名詞]
で、「[名詞] の期間中に」という意味を表します。
(D) since + [名詞]
で、「 [名詞] 以来」という意味を表します。
また、
(D) since + [主語] + [動詞]
で、「 [主語] が [動詞] して以来」という意味も表します。
おやっ?と思われませんでしたか。なぜ (D) だけ2つあるのでしょう?
そうです。(D) の since だけは、
(1) since + [名詞]
(2) since + [主語] + [動詞]
という(1)と(2)の2種類のセットを作ることができるからなのです。これを予備校では「since は接続詞なので (D) が正解。他は全部前置詞なので不正解。」とか言っていますが、何のことかさっぱりわかりません。
もう「接続詞」とか「前置詞」とか言うのはやめましょう。ネイティブだってこんなこと意識していません。
since だけは
(1) since World War Ⅱ
のように since の後に「第二次大戦」を意味する "World War Ⅱ" という名詞を置いて「第二次大戦以来」という意味を表すこともできれば、
(2) since World War Ⅱ ended
のように since の後に「第二次大戦」を意味する "World War Ⅱ" という主語プラス「終わった」を意味する動詞 ended を置いて「第二次大戦が終わって以来」という意味を表すこともできる。
こう覚えるのがコツです。
まあ、英語圏ではそういう since の使い方をみんなやってる、ということなんですね。
今日で since は「〜以来」という覚え方をやめましょう!
今日から since を見たら、セット商品。単品はダメ!と覚えてください。ではどういうセットを作るのか。ご案内いたします。
(1) since + [名詞]
でワンセット。意味は「[名詞] 以来」
(2) since + [主語] + [動詞]
でワンセット。意味は「[主語が] [動詞して] 以来」
と覚えます。
一方、
(A) despite
(B) except
(C) during
はぜーんぶ、直後に [主語] プラス [動詞] のワンセットを置くことができません。英語圏の人でそういう言い方をする人がいないのです。誰もそんな言い方しませんので、言っても「通じない」「意味不明」「あなた詩人?」と言われます(笑)。
ここまで来たら問題を見てみましょう。
Beyza Nylén has taken the initiative
in promoting sales ------- he joined the
department three years ago.
(A) despite
(B) except
(C) during
(D) since
空欄の直後に he joined という [主語] + [動詞] のワンセットが来ています。このワンセットを直後に置くことができるのは (D) の since だけなのです。だから正解は (D)。1秒で正解できる点取り問題です。
TOEIC は幅広い層の受験者を集める試験ですので、初級レベルの受験生が正解できる問題も数多く出題されます。初級者はそういう「おいしい問題」だけをしっかりいただき、上級者向けの問題には手を出さない。これでいきましょう。それでも十分一定の点が取れます。
受験を重ねるにつれ、出題形式に慣れ、数字も上がってきます。すると面白くなってきます。そうなったら中級レベル目指してちょっと勉強してみるかっ!というぐらいで良いと思います。
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