“何もしていないのに、なぜか疲れる”あなたへ。心理学が教える“先延ばしの疲れ”との付き合い方

“何もしていないのに、なぜか疲れる”あなたへ。心理学が教える“先延ばしの疲れ”との付き合い方

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コラム

「あとでやろう」が、ずっと頭から離れない

返事をしなければならないメールがある。
それほど難しい内容ではないし、書き始めれば10分もかからない。
でも、何となく気が進まず、「あとでやろう」と画面を閉じる。
そのまま別の仕事をしたり、スマホを見たりして過ごす。
ところが、何をしていても、メールのことが頭の片隅に残っている。
夕方になると、「今日もできなかった」と気持ちが重くなる。
結局、何もしていない時間まで、そのメールに使ってしまったような気がする。
そんな経験はないでしょうか。

先延ばしは、気持ちを避ける方法にもなる

やるべきことを後回しにするのは、必ずしも面倒くさいからとは限りません。
取りかかることで生じる緊張や不安を、ひとまず避けようとしている場合もあります。
例えば、メールの返事を書くことより、返事をしたあとの相手の反応が気になっているのかもしれません。
心理学では、不快な気持ちを避ける行動が、一時的な安心につながることが知られています。
ただし、安心できるのはその場だけで、やるべきことは残っています。
そして、残っていることが気になり、また疲れてしまう。
先延ばしには、そんな循環が生まれることがあるのです。

終わらせる前に、少しだけ始めてみる

そんなときは、「今日中に全部終わらせよう」と考えなくても構いません。
まずはメールを開いてみる。
書類なら、机の上に出してみる。
そこまでできたら、一度やめてもよいでしょう。
大切なのは、必ず完成させることではなく、取りかかることへの負担を少し小さくすることです。
それでも手が止まるなら、「何がそんなに気になるんだろう」と考えてみる。
間違えることなのか、誰かに評価されることなのか。
もちろん、単純に疲れていて、休息が必要な場合もあります。
すべてを気持ちの問題にしなくてもよいのです。

できなかったことより、気になっていたことを話してみる

先延ばしを繰り返すと、「自分はだらしない」と責めたくなることがあります。
でも、何日も気になり続けているなら、そのことには自分でも気づいているはずです。
「やらなきゃいけないのに、どうしても手がつかなくて」と誰かに話してみてもよいでしょう。
話しているうちに、作業そのものではなく、その先に待っている何かを心配していたと気づくこともあります。
すぐに行動できるようにならなくても構いません。
ずっと気になっていたことを、誰かと一緒に眺めてみる。
それだけでも、ひとりで抱えていた負担が少し違って感じられるかもしれません。

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