「私なんて大したことないです」
「どうせ自分にはできないと思います」
「いやいや、私なんかが……」
こんな言葉を、無意識に口にしてしまうことはありませんか?
本当は褒めてもらえてうれしいのに、素直に受け取れない。
自分の考えを伝えるときも、どこか自信がなさそうな表現になってしまう。
私自身も、自分に自信が持てず、つい自分を低く評価するような言葉を使ってしまうことがあります。
今回は、カウンセリングの学びを通して知った「値引き(ディスカウント)」という考え方について、自分自身の経験も交えながら考えてみたいと思います。
1. 自分を下げる言葉を使ってしまう理由
例えば、誰かから仕事を褒められたとします。
「今回の仕事、よく頑張ったね」
そんな言葉をかけてもらったとき、本当なら「ありがとうございます」と素直に受け取ってもいいはずです。
しかし、ついこんな返事をしてしまうことがあります。
「いやいや、全然大したことないですよ」
「たまたまうまくいっただけです」
「周りの人が助けてくれたからです」
もちろん、謙虚さや相手への配慮から出る言葉もあります。
ただ、いつも自分の努力や能力を小さく扱ってしまう場合、自分自身を過小評価する考え方が習慣になっているのかもしれません。
2. カウンセリングで学んだ「値引き(ディスカウント)」
カウンセリングの学びの中で、「値引き(ディスカウント)」という考え方を知りました。
これは、自分や他人の能力、価値、可能性などを実際よりも低く評価してしまうことを指します。
例えば、
自分ができたことを「たいしたことない」と考える。
褒められても「たまたま」と受け流す。
自分の努力を認めようとしない。
自分にはできないと、挑戦する前から決めつける。
こうした言動も、値引きの例として考えられます。
自分では謙虚に振る舞っているつもりでも、知らないうちに自分の価値を小さく扱っていることがあるのです。
3. なぜ自分を値引きしてしまうのか?
その背景は、人によってさまざまです。
例えば、幼少期に褒められる経験が少なかったり、周囲から否定的な言葉をかけられることが多かったりすると、自分を肯定することが苦手になる場合があります。
また、失敗を強く恐れていたり、他人と比較する習慣があったりすることも関係しているかもしれません。
「自分なんて大したことない」
「自分が認められるはずがない」
そんな考え方が、いつの間にか自分の中で当たり前になっていることもあります。
4. 自分を下げることが習慣になっていないか?
私自身、カウンセリングの勉強を通して、自分の言葉や振る舞いを振り返る機会が増えました。
自分では普通に話しているつもりでも、よく考えると自分を低く評価するような表現を使っていることがあります。
自分の意見を伝えるときも、どこか自信がなさそうになってしまう。
相手の反応を気にして、自分の考えを小さくしてしまう。
こうした自分の姿に気づいたとき、単純に「もっと自信を持たなければ」と考えるだけでは、何も変わらないのではないかと思いました。
まずは、自分がどんな気持ちからその言葉を使っているのかを理解することが大切なのだと思います。
5. 自分を否定する言葉を、少しずつ変えてみる
いきなり自分に自信を持とうとしなくてもいいと思います。
まずは、普段使っている言葉を少しだけ変えてみることから始めてみませんか?
例えば、
「私なんて大したことない」
→「自分なりに頑張っている」
「どうせ自分にはできない」
→「できるかどうかは、やってみないと分からない」
「たまたまうまくいっただけ」
→「うまくいくために、自分も努力した」
大切なのは、無理に自分を褒めることではありません。
自分の努力や可能性を、必要以上に小さく扱わないことです。
まとめ:まずは自分の言葉に気づくことから
自分に自信が持てないとき、つい自分を下げるような言葉を使ってしまうことがあります。
しかし、その言葉が本当に自分の価値を表しているのでしょうか?
自分を低く評価することが習慣になっているだけかもしれません。
カウンセリングの学びを通して、私自身も自分の考え方や言葉を振り返るようになりました。
自分を変えようと焦る前に、まずは今の自分を知ること。
自分がどんな言葉を使い、どんな気持ちを抱いているのか。
そこに気づくことが、自己理解の第一歩になるのではないでしょうか。
あなたは普段、自分のことをどんな言葉で表現していますか?
少しだけ、自分の言葉に耳を傾けてみてください。