「転職を考えているけれど、何も進んでいない」
「職務経歴書を書こうと思いながら、今日も手をつけられなかった」
そんなとき、「自分は意志が弱い」「本気じゃないのかも」と責めてしまうことはありませんか。
私自身、やりたいことがあっても動けず、気持ちが整うのを待っていた時期があります。
でも、キャリア支援や子どもの支援に携わるなかで、少し見方が変わりました。
やる気を待つより先に、「これならできそう」をつくる。
その方が、動き出しやすいことがあります。
■ やる気は、小さく動いたあとに育つこともある
「頑張ろう」と思っても、何から始めればよいか分からないと、一歩が重くなります。
一方で、
・ここまでならできそう
・完璧に仕上げなくていいなら、やってみよう
・5分だけなら取りかかれそう
と思えたときには、少し動けることがあります。
そして、そのあとに「意外とできた」「少し進んだ」という手応えが生まれる。それが、次の行動につながっていく。
「やる気が出る→行動する」という順番だけでなく、
「少し動く→手応えを得る→もう少しやってみたくなる」
という順番もあるのだと思います。
■ 私も、小さな手応えに背中を押されてきた
振り返ると、私も最初から「これが自分の道だ」と確信して進んできたわけではありません。
少し気になった。
これならできそうだった。
誰かに背中を押してもらえた。
そんなきっかけで動いた先に、
「人の話を聴くことは、自分に合っているかもしれない」
「子どもの現場は大変だけれど、大切にしたい仕事だ」
という手応えが少しずつ増えていきました。
自信がついてから挑戦したというより、経験を重ねるなかで、自信の材料が集まってきた感覚です。
■ 「職務経歴書を完成させる」を、もっと小さくする
動けないときは、最初の目標が大きすぎるのかもしれません。
例えば、転職準備なら、こんなふうに小さくできます。
・職務経歴書を書く
→ 勤務先と在籍期間だけ書く
・自己PRを考える
→ 仕事で気をつけていたことを1つメモする
・求人を探す
→ 気になる求人を1件だけ保存する
・面接対策をする
→ 自己紹介を一度、声に出してみる
・キャリアの方向性を決める
→ 今の仕事で「続けたいこと」「変えたいこと」を1つずつ書く
そのまま作業が続けば、それでよし。
そこで終わっても、「着手できた」という事実は残ります。
今日の目標を「完成」ではなく、「一つ手をつける」にしてみる。それだけでも、取りかかりやすさは変わります。
■ 気合よりも、動きやすい仕組みをつくる
子どもの支援でも、「自分で選んだらできた」「少し工夫したらうまくいった」という経験のあとに、「もう一回!」と表情が変わる場面があります。
大人も、できたことが見えると、次の一歩を考えやすくなるのではないでしょうか。
そのために、私は次のような工夫を大切にしています。
① 最初にやることを、一つだけ決める
「転職準備をする」ではなく、「担当業務を3つメモする」まで具体的にします。
② できたことを、短く残す
「求人を1件見た」だけでも記録します。結果が出る前の進み具合も見えるようにします。
③ 他人より、前の自分と比べる
書類の完成度より、「昨日は白紙だったけれど、今日は3行書けた」に目を向けます。
④ できなかった日の再開地点を決めておく
一日空いても、次は「ファイルを開く」からで大丈夫。再開するときの負担を小さくしておきます。
■ 小さくしても動けない日は、休むことも選んでいい
もちろん、やることを小さくしても動けない日はあります。
疲れがたまっていたり、不安が大きかったり、そもそも何を望んでいるのか分からなくなっていたり。
そんなときは、行動量を増やす前に、休むことや、誰かに話して整理することが必要かもしれません。
「何をすべきか分かっているのに動けない」のか。
「何から始めればよいか分からない」のか。
ここを分けて考えるだけでも、必要な助けが見えやすくなります。
■ 今日の一歩は、「少しできそう」で決める
自信も、やる気も、最初から十分にそろっていなくて大丈夫です。
今の自分にとって、少しできそうなことは何か。
今日は、それを一つだけ選んでみませんか。
勤務先を一つ書く。
求人を一件見る。
気になっていることを一行メモする。
その小さな手応えが、次の一歩を支えてくれることがあります。
ココナラでは、職務経歴書の作成、模擬面接、30日間の伴走支援を行っています。
「うまく言葉にできない」「何から始めればよいか分からない」という段階でも、ご相談いただけます。今の状況を一緒に整理し、取りかかれる一歩を考えていきましょう。