「今の仕事を続けていいのか分からない」
「転職したいけれど、やりたいことが見つからない」
「周りと比べると、自分だけ遅れている気がする」
キャリアのご相談では、年齢や職種が違っても、こうした悩みをよく伺います。
大きな決断をすること以上に、答えが出ないまま考え続けることに疲れてしまう方もいます。
そんなとき、すぐに結論を出そうとする前に、少し視点を変えてみませんか。
今回は、日々の対話で大切だと感じる「自分らしく働くための5つの視点」をお伝えします。
① 他人との比較を脇に置き、自分の負担を見る
「同期は昇進している」
「同年代は、もっと稼いでいる」
周りの活躍が気になるのは自然なことです。ただ、同じ年齢や職種でも、大切にしたいものや生活の事情は違います。
比較が苦しくなったら、いったん自分の毎日に目を向けてみてください。
・どんな業務で、特に疲れるか
・どんな場面なら、無理なく力を発揮できるか
・収入、時間、仕事内容のうち、今一番変えたいものは何か
例えば「昇進できていない」が悩みでも、実際には「評価の基準が分からないこと」がつらいのかもしれません。
他人との差を、自分の具体的な困りごとに置き換えると、考えるべきことが見えやすくなります。
② 「できること」と「やってみたいこと」を分けて書く
「やりたいことが分からない」ときは、得意なことと興味のあることを、別々に整理してみましょう。
【できること】
・相手の話を聞き、要点をまとめる
・抜け漏れを確認する
・初めての人にも分かるように説明する
【やってみたいこと】
・誰かの成長を支えたい
・仕組みを整える仕事に関わりたい
・一つの分野を深く学びたい
最初から、職種名まで決める必要はありません。
「人の話を整理するのが得意」と「成長を支えたい」が重なるなら、育成や相談に関わる業務を調べるきっかけになります。
また、「興味はあるけれど、自分には無理」と、候補から外していることがないかも確認してみてください。
すぐに仕事にするかどうかは、調べてから考えても大丈夫です。
③ 大きな決断の前に、方向性を「仮置き」する
「転職したら、もう後戻りできない気がする」
そんな不安があるときは、決断の前にできることを分けて考えます。
・気になる職種の求人を3件読む
・必要な経験やスキルを確認する
・今の会社で、近い業務に関われないか考える
・経験者に、実際の仕事内容を聞く
「この職種に転職する」と決める前に、「まずは候補として調べる」と仮置きしてみるのです。
転職には収入や生活への影響もあるため、勢いだけで決める必要はありません。小さく確かめながら、方向性を調整していく方法もあります。
④ 小さな行動で、判断する材料を増やす
考えるだけでは分からなかったことが、少し動くと具体的になる場合があります。
例えば、求人を1件読むだけでも、
「仕事内容には興味がある」
「でも、この勤務時間は難しい」
「この経験なら、自分にも当てはまりそう」
と、希望や条件が見えてきます。
行動の目的は、すぐに結果を出すことだけではありません。自分に合うかどうかを判断する材料を集めることにも意味があります。
今日できることは、求人を保存する、担当業務を三つ書く、興味のある分野の記事を読む。その程度からで十分です。
⑤ 安心して迷いを話せる相手を持つ
一人で考えていると、同じところを何度も行き来することがあります。
そんなときは、結論を急がずに話を聞いてくれる相手がいると、整理しやすくなります。
・事実と気持ちを分けてくれる
・大切にしたい条件を一緒に確認してくれる
・別の選択肢にも目を向けてくれる
・最終的な判断を尊重してくれる
話す相手は、必ずしも専門家でなくても構いません。
「どうすればいい?」に答えを出してもらうだけでなく、「自分は何に迷っているのか」を言葉にする時間も大切です。
■ まずは「続けたいこと」と「変えたいこと」を一つずつ
自分らしい働き方を、今日すべて決める必要はありません。
まずは、今の仕事について、
「これからも続けたいこと」
「できれば変えたいこと」
を一つずつ書いてみてください。
転職する、今の職場で調整する、学び直す。どの選択が合うかを考えるための、小さな手がかりになります。
ココナラでは、30日間の伴走支援を通じて、キャリアの方向性の整理から応募準備までサポートしています。
「転職するかどうかも決まっていない」
「悩みをうまく説明できない」
そんな段階でもご相談いただけます。今の状況や大切にしたいことを整理し、次に何を確かめるか、一緒に考えていきましょう。