「転職準備を進めたい」
「勉強すれば、仕事の選択肢が広がりそう」
「職務経歴書をそろそろ書かなきゃ」
やる意味は分かっている。それでも、なかなか手がつかない。
そんなとき、「自分は意志が弱い」と責めてしまうことはありませんか。
でも、動けない理由は、やる気だけでは説明できないことがあります。
今回は、「やった方がいい」を「今日できること」に変えるための視点を整理します。
① 最初の一歩が、大きすぎないか
「転職準備をする」は目標としては分かりやすくても、具体的な行動としては大きなまとまりです。
求人を探すのか、経歴を整理するのか、応募書類を書くのか。始め方を決めるところから必要になります。
そんなときは、最初の動作が分かるところまで小さくします。
・転職準備をする
→ 気になる求人を1件保存する
・職務経歴書を書く
→ 今の担当業務を三つメモする
・面接対策をする
→ 自己紹介を一度、声に出す
「何をするか」だけでなく、「最初に何に手をつけるか」まで決めてみてください。
② 今日の終わりが、見えているか
転職もリスキリングも、数日で終わるとは限りません。
長い取り組みを一つの課題として抱えていると、「まだまだ終わらない」という重さを感じることがあります。
そこで、全体のゴールとは別に、今日の終了条件を決めます。
・10分だけ取り組む
・求人を1件読んだら終える
・勤務先と在籍期間を書いたら、今日は完了
そのうえで、「終えると何が楽になるか」も考えてみます。
「次に書類を開いたとき、白紙から始めずに済む」
「応募条件と自分の経験を、一つ比較できる」
大きな成果の前にある、小さな進み具合も確認してみましょう。
③ 「やるべき」に、自分が納得しているか
動けないときは、行動を細かくするだけでは足りない場合もあります。
「周りが転職しているから」
「この資格を取った方がよさそうだから」
「今のうちに副業を始めるべきだから」
そう考えていても、自分にとって必要な理由が曖昧なことがあります。
一度、次の三つを確認してみてください。
・これによって、何を変えたいのか
・今、取り組む必要があるのか
・ほかの方法でも、目的を満たせないか
例えば、目的が「仕事の負担を減らすこと」なら、転職だけでなく、業務分担や働き方の調整も検討できます。
やることを増やす前に、目的と手段が合っているかを見直す時間も大切です。
④ 「また続かなかったら」と、始める前から心配していないか
過去に途中でやめた経験があると、
「どうせ今回も続かないかもしれない」
「また自信をなくすくらいなら、始めない方がいい」
と感じることがあります。
そんなときは、最初から継続を約束せず、「一度試して、条件を確かめる」と考えてみてください。
例えば、勉強が三日で止まったとしても、
・夜は疲れていて集中しにくかった
・1時間は難しいけれど、15分なら取り組めた
・文章より、動画の方が理解しやすかった
と分かれば、次のやり方を調整できます。
求人探しでも、「毎日探すのは負担だけれど、休日にまとめて確認するならできそう」と気づくかもしれません。
続かなかった理由を、次に試す条件へ置き換える。途中で止まった経験も、そのための材料になります。
■ 今日の行動を、三つの項目で決めてみる
取りかかりたいことがあれば、次の形で書いてみてください。
【やること】
今の担当業務を、箇条書きで三つ書く。
【終わりの条件】
三つ書けたら終了。文章は整えない。
【終わったあとに残るもの】
職務経歴書に使える材料が三つできる。
ここまで決めても難しければ、「ファイルを開く」「一つだけ書く」まで小さくしても構いません。
反対に、疲れが強いときは、休むことや予定を減らすことが先に必要な場合もあります。
何をすれば取りかかりやすいのか。時間、場所、作業量、誰かの助けなど、自分に必要な条件を探してみましょう。
■ 最初の一歩は、自分に合う進め方を知る機会にもなる
目の前の役割に取り組み、できることを増やし、その先の方向性を考える。「Must→Can→Will」の流れも、今日の行動につながってこそ、少しずつ形になります。
今、動けないと感じているなら、
「もっと頑張るには?」に加えて、
「何がそろえば、今の自分でも取りかかれる?」
と問いかけてみてください。
ココナラでは、30日間の伴走支援を通じて、キャリアの悩みの整理から応募準備までサポートしています。
「やることは分かっているけれど進まない」「何から手をつけるか、一緒に整理したい」という段階でもご相談いただけます。
今の状況や負担を確認しながら、無理なく取り組める一歩を一緒に考えていきましょう。