「画面越しに出会った彼の、本性を教えてください」
そんな切実な声から始まった鑑定でした。ご相談者は30代のMさん。
最近、マッチングアプリで一人の男性とやり取りを始めたばかりだと言います。
まだ一度も会っておらず、顔写真も雰囲気程度。
それなのに、Mさんは「なぜかこの人に惹かれてしまう。でも、騙されるのが怖くて一歩が踏み出せない」と、スマートフォンの前で震えていました。
私はまず、お二人の生年月日から運命の地図を広げました。
すると、驚くほど静かで、深く澄んだ水の流れのような相性が浮かび上がってきたのです。
さらに意識を集中させ、彼の存在を霊視で鑑定していきます。
私の視界に映ったのは、派手なブランド品ではなく、手入れの行き届いた革靴と、少し使い古されたけれど清潔なノート。そして、Mさんのメッセージを受け取るたびに、ふっと目尻を下げる彼の穏やかな横顔でした。
「安心してください。彼は言葉数が少ないだけで、とても誠実な方ですよ」
そうお伝えすると、私は同時に視えていた「ある景色」を口にしました。
「三ヶ月後の昼下がり、明るいテラス席で二人、笑い合っている姿が視えます。彼はネイビーのシャツを着て、Mさんの好きな甘いスイーツを注文してくれていますよ」
Mさんは「そんな未来、信じられません……」と少し戸惑っていましたが、その日を境に、彼女のまとうオーラが不安の「曇り」から、期待の「光」へと変わっていきました。
それからちょうど三ヶ月後。
Mさんから一枚の写真が添えられたメッセージが届きました。
そこには、視ていた通り、柔らかなネイビーのシャツを着た男性の腕と、可愛らしいベリーのタルトが写っていました。
「先生の言った通りでした。初めて会ったのに、ずっと前から知っていたような安心感があって……。今、とても幸せです」
顔も知らない、名前も知らない。現代の出会いはどこか不安定で、冷たく感じられるかもしれません。けれど、どんなにツールが変わっても、魂と魂の響き合いは嘘をつきません。
見えない糸を信じた人だけに、運命はひっそりと、でも確実に、最高のタイミングで扉を開けてくれるのです。
※ご相談者様の許可の上、掲載しております。