「ブログを書かなきゃいけないのは分かっている。でも何を書けばいいか分からない」
美容室やサロン、店舗を経営されている方から、この相談を本当によくいただきます。
実は、ブログのネタは日々の業務の中にすでにあります。問題は、それを拾い上げて記事に変える「仕組み」がないことなんです。
■ ネタは「日常の業務」の中に眠っている
たとえば美容室オーナーの方であれば、日々お客様との会話、施術の工夫、スタッフへの指示など、たくさんの「判断」をしていますよね。
その判断の一つひとつが、実はブログのネタになります。
ところが多くの場合、ブログを書こうとすると「ヘアケアの豆知識」「季節のおすすめスタイル」といった一般的なテーマに流れがち。これ自体が悪いわけではありませんが、同じようなことを書いている競合がたくさんいる中で、検索で見つけてもらうのは難しくなります。
私がおすすめしているのは、日々の打ち合わせや作業の記録をそのままブログの原材料にする方法です。
この方法には3つのメリットがあります。
・あなただけのオリジナル情報になる:実際にやったことなので、どこにもない一次情報です
・書くハードルが下がる:ゼロからテーマを考えるのではなく、すでにある記録を整えるだけ
・お客様の悩みに届きやすい:リアルな課題から生まれた内容は、同じ悩みを持つ人の検索と重なりやすいのです
店舗経営で言えば、「今日こういうお客様が来て、こう対応した」というメモが、そのまま「⚪︎⚪︎で悩んでいる方への対処法」という記事に変わるイメージです。
■ 「外注ブログが響かない」という相談から見えたこと
以前、ある美容室オーナーの方から「ブログを外注しているが、自分の言葉じゃないから反応がない」という相談をいただきました。
この悩み、実はとても多いんです。
きれいにまとまった文章でも、「誰が書いても同じ」内容だと、読んだ方の心には残りません。逆に、あなた自身の経験や考えが入った記事は、たとえ文章が完璧でなくても「この人に相談してみたい」と思ってもらえます。
■ ブログ記事を作るときの構成のコツ
日々のメモから記事にするとき、私は以下の流れをおすすめしています。
①お客様の悩みをそのまま書く(冒頭)
「こんなことで困っていませんか?」という一般的な書き方ではなく、実際に聞いた言葉をそのまま使います。リアルな表現ほど、読んだ方の「自分のことだ」という感覚を引き出せます。
②あなたがどう対応したかを書く(中盤)
一般論ではなく、「こういう順番で対応しました」「まずここを確認しました」という具体的な手順を書きます。
③うまくいかなかったポイントも正直に(後半)
「最初はこの方法で失敗しました」という情報は、読者にとって非常に価値があります。成功事例だけの記事よりも信頼されます。
④次に何をすればいいか示す(締め)
読んだ方が「まず何をすればいいか」が分かるように、小さな一歩を提示します。
■ まず「メモを残す」ことから始めてみてください
完璧な記事を1本書くことよりも、70点の下書きが定期的に溜まっていく状態を作る方が、半年後・1年後の集客には確実に効いてきます。
まずは、今日のお客様対応や打ち合わせのメモを、いつもより少し丁寧に残すところから始めてみてください。
「誰と何を話したか」「どんな課題が出たか」「どう対応したか」
この3点だけで十分です。そのメモが、次のブログ記事の原材料になります。