最近のGoogle検索、「便利になったはずなのに、なんか疲れる」と感じることが増えた。原因はだいたいこれ。GoogleのAI Overviews(AIO)が、Gemini 3前提の体験に変わったことだ。
Gemini3化で、検索が会話に引きずられすぎている
2025年後半に発表されたAIOのアップデートで、AIOはGemini3をデフォルトモデルとして使うようになった。これ自体は別にいいと思ってて、推論がうまい、要約が自然、文脈理解が強いと、AIとしての性能は確実に上がっている。
問題はその挙動だ。AIO内で追加質問をすると、そのまま「AI Mode」にシームレス移行する仕様が入った。
つまり、検索する→AIがまとめる→追加で聞く→もう検索結果に戻らない、という流れが、めちゃくちゃ自然になった。
検索結果に戻りにくいのが、地味にストレス
以前のAIOは、AIでざっくり把握して、気になるところはサイトを見るという使い方ができた。
でも今は違う。AI Modeに入ると、会話が続き、ナラティブ(語り)で完結し、「他のサイトを見る理由」が消える。
結果として、通常の検索結果に戻る動機がなくなる。
これ、ユーザー体験としては一見スマートだけど、正直こう感じる人も多いと思う。
調べ物してるのに、AIの話を聞かされ続けてる感じがする。
便利だけど、信用しきれない
もう一つ厄介なのが、ハルシネーションの問題がまだ残っていることだ。
自信満々に間違える、出典が曖昧、最新情報が反映されていない、こういうケースがゼロになったわけではない。にもかかわらず、AIが前面に出て、公式サイトを見る前に話が完結する。
この構造は、調べている側からすると、少し怖い。
SEO視点だと、これはかなり痛いよね
ここからが本題だ。
このアップデートで、検索トラフィックの吸収構造が明確に変わった。
AIO・AI Modeが情報を回収し、ユーザーはAI内で満足し、外部サイトがクリックされない。
実際、分析ではAI Modeと外部サイトのソース重複は14%程度という報告もある。
つまり、AIは参照しているけど人は見に来ないという状態だ。
これはSEO的にかなり痛いよね。
上位表示だけではちょっと微妙な部分もある
これまでのSEOは、上位表示、CTRを取る、流入を増やすというモデルだった。
でも今は、AIが要約する、AIが回答する、ユーザーは満足して終わるという世界に寄ってきている。
その結果、上位なのにアクセスが増えない、情報提供してるのに引用だけされるという現象が普通に起きる。
じゃあ、どうするの?という話
Google自身が検索のAI化を進めている以上、この流れは止まらない。だから現実的な選択肢はこれ。
AIに引用されやすい構造を作る
明確な定義、一次情報、新鮮さ・専門性を意識してコンテンツを作ることが重要になる。AIが参照しやすい形で情報を整理し、構造化データを活用することも有効だろう。
検索以外の導線を育てる
SNS、指名検索、メルマガ・コミュニティなど、検索エンジンに依存しない集客チャネルを構築することが必要だ。
最後に
でも、比較したい、裏を取りたい、自分で判断したい、こういう検索本来の行為が、AI Modeによって少し押し込まれている感は否めない。
検索はまだ終わらないけど、「検索で集客する」という前提は、確実に書き換えフェーズに入った。
そんなことを、最近のAIOを触りながら考えている。