帰る場所を失ったら、どこで眠りますか?
「もし今晩、帰る場所を失ったとしたら、どこで眠りますか?」
ホームレス生活が始まり、日銭を稼ぐ手段として訪問販売を始めた僕ですが、毎日安定した収入があるわけではなく、所持金が百円以下のことも珍しくありませんでした。
空腹をしのぐ「うまい棒」
そんなとき活躍するのが「うまい棒」。
コンポタージュ味、チーズ味、めんたい味…。
僕は特にたこ焼き味が好きでした。
酸味のあるソース風味が何ともいい。
全然たこ焼きの味じゃないけど、パッケージに書かれた「たこ焼き味」をなぜか素直に受け入れてしまいます🤭
あなたはどの味がお好きですか?
「軽トラ」が僕の寝床
空腹をしのいだら、あとは寝床探し。
普通、ホームレスといえば公園のベンチか高架下のダンボール暮らしを想像しますよね?🌲
でも僕は幸運なことに、軽トラックを持っていました。🛻
どうしても外で寝ることは避けたかったんです。
雨風はしのげるとはいえ、軽トラは人が寝るようにできていません。
狭い運転席に足を折り曲げて横になる。
人が寝る場所じゃないのは確かですが、それでも体ひとつで野ざらしよりはましだと思っていました。
それでも眠れない夜には、ひとり夜な夜な散歩をしました。🚶
夜の住宅街で感じた「普通」の温もり
住宅街に入ると、あたたかい生活の匂いがしてくる。
夕飯のにおい、子供たちがお風呂で遊ぶ声…
「普通の生活」の幸せがそこにあり、今の自分を思うと、自然と涙がこぼれました。
なぜこんなことになったのか、明日の生活はどうなるのか…。
考えれば考えるほど、思考は暗く沈み、気持ちは晴れません。
軽トラに警察官、さらに追い詰められた気持ち
とぼとぼと戻った軽トラの周りには、警察官が‥‥‥👮
コンビニの駐車場に長く車を停めていたので通報されたのです。
「自業自得だな」と思いながら、仮眠中だったと言い訳をし、移動するよう注意されました。
社会の「邪魔者」と言われた気がしてさらに落ち込みました。
気持ちが沈んでいるときほど、不思議と悪いことが重なるものです。
その夜はとうとう眠れないまま朝を迎えました。
太陽の光がくれた不思議な力
雲ひとつない朝で、朝日が眩しかった。☀️
ぼーっと太陽を見ていると、昨夜のさえない思考は消え、今日こそ稼ごうという活力が湧いてきたんです。
ロシアでは曇りが多い地域で鬱病患者が多く、紫外線ライトがよく売れると聞いたことがあります。
太陽の光には人を元気づける不思議な力があるのかもしれません。
その日は無事に日銭を稼ぐことができ、ビジネスホテルでぐっすり眠れました。
今「普通」の生活があることへの感謝
あのときの体験があったからこそ、今では安いアパートでも、あたたかい布団や自炊できるキッチンがある「普通」の生活に感謝できます。
「普通」とは、ある人にとっては贅沢で、憧れの対象になりうるものなのです。
この日本で経済的に苦しいことも多く、辛いと感じる方もいるでしょう。
でもまだまだ、そこには安心があるはず。
恩恵に気づけば、不安は消えていく
もし何もないと感じたら、空を見上げてみてください。
太陽は照らし、雨は降り、吸える空気もある。
知らず知らず、僕たちは多くの恩恵を受けているのです。
本当の意味でそれに気づければ、不思議と不安は消え、活力が湧き、状況は少しずつ良くなります。
何にもなくなった僕が言うのだから、間違いありません!
だから今日一日だけでも、無いものを考えず、全力で前向きに生きてみましょう✨