殺し屋との別れ

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コラム


例えば、お付き合いしている恋人がいたとする。

その恋人には愛想が尽きていて、もう別れたいと思っていたとする。

でも、恋人は自分と別れる気がなかった場合、どうやって別れを告げようか。

1 しっかり話し合って、納得してもらう。

2 少しずつ距離をとり、時間の流れに任せる。

3 痕跡を残さずに逃げる。


⠀相手を思いやるのであれば、1の「話し合う」が最善の方法でしょう。

しかし、もしその恋人が一流の殺し屋だったとしたら?

しかも付き合う前に「別れるときはどちらかが死ぬとき」

という契約を結ばされていたとしたら?

なんか面白い映画が一本できそうですね🤭

この場合、僕なら迷わず3の「逃げる」を選びます。

別れたいからといって、相手を排除するなんて気は起きないし、時間に任せていたら、いつ命を狙われるかわかりません。

1 話し合った場合、「裏切られた」という憎しみから、契約通り命を狙ってくるかもしれません。

2 距離をとった場合、「契約を結んだのに、まさか別れる気なんて…」と疑心暗鬼になり、いつか契約を実行に移すかもしれません。

3 逃げた場合、「これは契約違反、探し出して実行するしかない」と追われるでしょう。

どのパターンも、恋人にとっては不幸です。その事実は変えられないです。

この極端な例では「別れるときはどちらかが死ぬ」という大袈裟な契約がありますが、これを「執着」と言い換えても似たような結果になるのではないでしょうか。

執着は人を縛り、相手の幸せを遠ざけてしまいます。

契約を解消するということは、相手のためになる良い方法がほとんど無いということです。

もしあるとしたら、自分の命の価値に匹敵するようなものを捧げることかもしれません。

丸く収めることは、難しいのです。

だからこそ、何か大きな決断をするときは、命の危険を覚悟するくらいの心持ちで考えてみることが必要です。

僕が選んだ3の「逃げる」は、一見自分勝手な結論に見えるかもしれませんが、命懸けで選んだ選択肢です。

だからこそ、胸を張ることができます。

何か迷ったとき、あなたも「契約」を思い出してみてください。
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