こんにちは。中級食品表示診断士のRiilyです。
手作りのお菓子のラベルを自分で作ってみたけれど、「これで合っているのかな?」と不安になっていませんか。
ラベルを見せてもらうと、直すところはだいたい決まっています。この記事では、よく直すところを5つ、説明用に作ったラベルの「直す前・直した後」で紹介します。自分のラベルと見くらべてみてください。
説明用のラベル(直す前)
チョコチップクッキーを例にします。名前やお店は、説明のために作ったものです。
名称:焼菓子
原材料名:小麦粉、砂糖、バター、チョコチップ、卵、ベーキングパウダー
内容量:5枚
賞味期限:欄外下部に記載
保存方法:直射日光、高温多湿を避けて保存してください
製造者:おやつ工房ことり ○○県○○市…
使った量は、小麦粉(薄力粉)200g、バター100g、砂糖80g、チョコチップ60g、卵50gとします。
1. 原材料の順番が、使った量の順になっていない
原材料名は、使った量の多い順に並べる決まりです。このレシピでは、砂糖(80g)よりバター(100g)のほうが多いので、バターが先になります。
直した後:小麦粉、バター、砂糖、チョコチップ、卵…
レシピを見ながら、グラムの大きい順に並べ直すだけで直せます。
2. いちばん多い原材料に「産地」がない
いちばん多く使った原材料には、産地や製造地を書くことになっています。小麦粉なら、袋の表示を見て「小麦粉(国内製造)」のように書きます。
ちなみに「国内製造」は、小麦粉を日本の工場で作ったという意味で、小麦そのものが国産という意味ではありません。小麦の産地まで書く必要はありません。
3. 添加物が、原材料と分かれていない
ベーキングパウダーは添加物なので、ほかの原材料とは分けて書きます。よく使われるのは「/」で区切る書き方です。
また、ベーキングパウダーは「膨脹剤」という、まとめた名前で書けます。
市販のチョコチップに入っている乳化剤や香料などの添加物も、チョコチップのカッコの中ではなく、「/」のうしろに、ほかの添加物とまとめて書きます。
4. 市販の材料に入っているアレルゲンが抜けている
自分では使っていないつもりでも、市販の材料にアレルゲンが入っていることがあります。たとえばチョコチップには、乳成分や大豆(乳化剤の原料)が入っていることがよくあります。
材料の袋の裏の「一部に○○を含む」を確認して、ラベルのアレルゲンにも入れます。
直した後:(一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含む)
5. お店の名前(屋号)しか書いていない
製造者の欄は、屋号だけでは足りず、名前(氏名)も必要です。「おやつ工房ことり」だけでなく、「おやつ工房ことり ○○○○(名前)」のように書きます。
直した後のラベル
名称:焼菓子
原材料名:小麦粉(国内製造)、バター、砂糖、チョコチップ(砂糖、カカオマス、全粉乳、ココアバター)、卵/膨脹剤、乳化剤、香料、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆を含む)
内容量:5枚
賞味期限:欄外下部に記載
保存方法:直射日光、高温多湿を避けて保存してください
製造者:おやつ工房ことり ○○○○
○○県○○市…
※チョコチップのカッコの中は、実際に使う商品の袋の表示に合わせて書きます。
まとめ
よく直すところは、この5つです。
1. 原材料を、使った量の多い順に並べる
2. いちばん多い原材料に「(国内製造)」などを書く
3. 添加物は「/」などで分けて、ベーキングパウダーは「膨脹剤」
4. 市販の材料に入っているアレルゲンも書く
5. 製造者は屋号だけでなく名前も書く
自分のラベルで1つでも気になったら、まずはここだけ見直してみてください。それでも不安なときは、ご自分で作ったラベルを確認するサービスもあります。どこを、なぜ、どう直すかを報告書にしてお返しします。購入前の相談は無料です。
ラベルを作るところから頼みたい方は、こちらもどうぞ。