しっかり甘えた子ほど、外に向かっていける 愛着形成という心の土台
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こんにちは、ほんわかです。
30年前は、
「抱き癖がつくから、あんまり抱っこしないほうがいい」
って、よく言われていました。
泣いても、すぐ抱かないほうがいい。
甘えさせすぎると、自立できなくなる。
そんな言葉に、
少し迷いながら子育てしてきた方も、
きっと多いと思います。
でも今、
保育の現場でたくさんの子どもたちを見てきて、
はっきり言えることがあります。
「愛着形成は、甘やかしではありません。」
今日は、
愛着形成について、
保育士としての実感を交えてお話しします。
愛着は、子どもの“心の土台”になります
愛着形成とは、
「この人は、困ったときに助けてくれる」
「ここにいれば大丈夫」
という安心感を、
子どもが少しずつ心の中に育てていくこと。
この安心感が、のちに
・人を信じる力
・挑戦する力
・自分を大切にする気持ち
そんな“心の土台”になっていきます。
愛着は、
必ずしも「母親ひとり」で育つものではありません。
父親でも、祖父母でも、保育者でも、
そばにいてくれる信頼できる大人との関係の中で、
育っていくものです。
安心できるから、外に向かっていける
子どもは、
安心できる大人を“安全基地”にして、
そこから少しずつ世界に踏み出していきます。
泣いたときに応えてもらう。
不安なときにそばにいてもらう。
その積み重ねがあるからこそ、
子どもは
「ひとりでやってみよう」
と思えるようになるんですよね。
いつも完璧に応える必要はありません。
うまくいかない日があっても、
また向き合おうとする気持ちが、
少しずつ安心を育てていきます。
園でよく見る子どもたちの姿
園でも、
最初は離れると泣いていた子が、
ある日、
「行ってくるね」
と、笑顔で手を振れるようになる瞬間があります。
それは、甘えさせすぎたからではなく、
・ちゃんと抱っこしてもらった
・ちゃんと話を聞いてもらった
・ちゃんと気持ちを受け止めてもらった
その積み重ねが、
その子の中に“安心”を育てたから。
「甘やかすと自立しない」は、本当?
「甘えさせすぎると、自立できなくなる」
そう思われがちですが、
実は、逆です。
しっかり甘えられた子ほど、
安心して、
自分の力で外に向かっていけるようになります。
甘えは、
自立の邪魔ではなく、
自立の準備なんですよね。
私自身の子育てで、気づかされたこと
実はこれは、
私自身の子育てでも経験したことでした。
子育ての頃、
娘の幼稚園の先生に言われた一言で、
はっとさせられたことがあります。
私はたしかに、
愛情は注いでいるつもりでした。
でもそれは、
娘が“ほしいとき”の愛情ではなかったのかもしれない、と。
私のタイミングの愛情であって、
娘のタイミングの愛情ではなかった。
本当は、
「今、そばにいてほしい」
「今、抱きしめてほしい」
そんな瞬間が、きっとあったのに、
私はそれに、十分気づけていなかったのだと思います。
子どもの小さなサインを、
先生は、ちゃんと見てくれていました。
愛着形成は、何度でも育て直せます
愛着形成は、
乳幼児期だけで終わるものではありません。
その後の関わりの中でも、
何度でも、少しずつ育て直していくことができます。
今日からの関わりが、
明日の安心につながっていく。
そう信じて、
子どもと向き合っていけたらいいなと思います。
わたしのブログが、
どなたかのお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。