【仕事はつらいよ】「またコストか…」職場で嫌われ役になった後輩

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ビジネス・マーケティング
おはようございます。

今日は私が後輩から受けた相談?の話をさせてください。


コスト削減推進係という厄介な役回り

私の職場では、職場員全員にコスト削減活動を実施し、成果を正確な根拠に基づいた金額ベースの報告をするよう指示されていました。

もちろん、できなければ「できませんでした」と素直に報告すれば良いのです。怒られたり評価が下がったりしますが。

私たちの職場は、30人ほどの小規模な組織でした。
良くも悪くも横並びで、形だけのコスト削減活動や「これって屁理屈では?」と思ってしまうような根拠に基づく計算式で成果報告をするのが常態化していました。


私の後輩はそんな中で職場全体のコスト削減の取りまとめ役を担当していました。

私たちの職場は日々の生産に追われる現場ですので、「今月のコスト削減の成果報告を期限までにしっかり提出してください」などという依頼は、正直なところ、誰にも歓迎されません。

次第に彼は、周囲から「またコストの話か」「忙しいのに、面倒なこと言ってくるな」と煙たがられるようになっていきました。

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上司からは「取りまとめを徹底しなさい」と言われ、同僚たちからは「しつこい」と思われる。まさに板ばさみです。


優しい後輩の“堪忍袋の緒”が切れた日

最初のうちは、期限を過ぎても出してこない人に対してもフォローをしていた彼でしたが、ある日ついに堪忍袋の緒が切れたようです。

「もうこれからは、みんなに厳しくします」
「期限を守らなかった人の報告は、そのまま“未達”として上司に提出します」
「自分はみんなをフォローして当然と思われて、コワモテの人の言うことは素直に聞く…。もうウンザリです」

…と、私にぶちまけました

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コスト削減は会社からの業務命令ですから、彼の考え自体は間違ってはいません。


「キャラを変えること」がもたらすリスク

しかし、突然彼が“厳格対応”にキャラチェンジしてしまえば、当然ながら周囲の反感を買うでしょう。

彼はもともと、気が強いタイプではありません。
見た目は身長185cmでヒゲ面の大男ですが、内面は非常に優しく繊細な人物です。
その反動を受け止められるほどの精神力は、おそらくなかったでしょう。
私は「それはやめた方がいい」と彼に言いましたが、なぜやめた方がいいのか、言語化できませんでした。


優しい人が報われる職場を目指して

ずっと考えていましたが、今なら下記のような言葉をかけると思います。

「君の優しい性格の特性から、風あたりの厳しいやり取りを同僚とずっと行うのは精神的負担が大きい」

「今はデメリットしか見えていないが、優しく配慮のある対応をすることで君にも大きなメリットがある」

「”会社の利益を最大化するためにルールを守らせる”などの確固たる信念でもあればいいかもしれないが、一時の「腹立たしい」という気持ちでやり方やキャラを変えると信用を失い取り戻すのが難しい」

実際、私がいまだに彼のことを忘れられないのは、彼のその誠実さがとても好きだったからです。

当時、彼の優しさに甘えていた人たちは、自分が得をしていたことにすら気づかず、勝手に彼にイライラしていたわけです。

でも、彼にとって本当に大事にすべき人たちは、口に出さなくとも、彼のやり方をきちんと評価していました。


ちなみに息巻いていた後輩くんは、結局「厳格キャラ」にチェンジすることなくブーブーいいながらもいつも通りのフォローを続けたのでした。
よかった、よかった。



カウンセラーとして、こうした職場の人間関係についてのご相談も承っています。


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