AI時代に価値を出せるのは、「スキルのある人」ではない。「自走できる人」だ。

AI時代に価値を出せるのは、「スキルのある人」ではない。「自走できる人」だ。

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Drive Your Career.(自分のキャリアのハンドルを握れ)

こんにちは。AI時代の自走力育成支援をしている竹之下です。

「自走力が大事」。

このテーマについて、これまで何度も発信してきました。

なぜなら、AI時代に価値を持つ人は、単にスキルを持っている人ではなく、自ら考え、自ら方向を決め、自ら動ける人だと考えているからです。

先日、世界中で利用されているNotionのCEO、Ivan Zhao氏のインタビュー記事を読みました。

そこで語られていた採用における重要な基準が、「自走力」でした。

AI時代の最前線で組織を率いる経営者が見ているものと、私が考えている「AI時代の自走力」は、重なることも多く、やはりこれからの時代に自走力は本当に大事になるな。と改めて確信しました。

今回は、そう思うに至った理由と内容についてお話ししてみたいと思います。

AIが「実行」を担い、人間は「方向」を決める時代になる

AIエージェント(指示を待つだけではなく、自律的に仕事を進める次世代AI)の進化によって、仕事の役割分担は大きく変わり始めています。

これまで人間が担ってきた、

・定型作業をする
・コードを書く
・デザインを作る
・情報を調べる
・資料を作成する

といった「実行」の仕事は、AIによって急速に効率化されています。

では、人間には何が残るのでしょうか。

それは、

「何をするべきか」

を決める仕事です。

・何を作るのか
・誰のために作るのか
・何を優先するのか
・どこへ向かうのか

つまり、「方向」を決める仕事です。

AIは非常に優秀な実行者になります。

しかし、

「そもそも何を目指すべきなのか」

という問いに答えることはできません。

だからこそ、これから価値を持つのは、

「何ができるか(Can)」

だけではなく、

「何を実現したいのかを考え、方向を決める力」

になっていくのだと思います。
※補足すると、AIが出したアウトプットに対するレビューも大事ですが、まずは上記が一番重要だと考えています。でないと、レビューの話にも至らないので。

AI時代、「自走力」の意味はアップデートされる

これまで「自走できる人」と言えば、

「任された仕事を、自分で最後までやり切る力を持っている人」

といったイメージを持たれることが多かったのではないかと思います。

もちろんそれも貴重な人材ではありますが、ことAI時代において、一人で完結できるような実行をAIが担えるようになると、その定義だけでは足りなくなります。

そこで、これから求められる「自走できる人」の定義は、

「何をやるべきかを、自分で決めて、最後までやり切る力を持っている人」

に移行していくのだと思います。

目の前の仕事を効率よく処理することだけではありません。

「この仕事は、本当に価値につながっているのか」

「もっと良い方法はないのか」

「今、本当に優先すべきことは何か」

問いを立て、自ら方向を決める。

自走力のスタート地点そのものが、一段上流へ移っていくのだと思います。

AI時代に求められるのは、「役割を果たす人」ではなく「目的を描いて実現する人」

AI時代に価値を持つ人は、自分に与えられた役割だけを見る人ではありません。

営業だから営業だけ。

マーケターだからマーケティングだけ。

デザイナーだからデザインだけ。

もちろん、専門性は重要です。

しかし、これからより求められるのは、

「この事業は、どこへ向かうべきなのか」

「顧客にどんな価値を届けるべきなのか」

「それを実現するために、自分はどう動くべきなのか」

まで考えられる人だと思います。

自分の担当範囲の仕事だけを行うのではなく、実現したい目的そのものを描き、その目的達成から逆算して、必要な行動を選択し、試行錯誤をし続けることができる人。

これが、AI時代に求められる自走力の本質だと考えています。

自走力の質を決めるのは、「判断軸」である

では、方向を決める力はどこから生まれるのでしょうか。

そこに必要になるのが、「判断軸」だと考えています。

AIは大量の情報を整理し、多くの選択肢を提示できます。

しかし、

「どの選択肢を選ぶべきか」

「何を優先すべきか」

を決めることはできません。

最後の意思決定を支えるのは、人間自身の判断軸です。

判断軸とは、単なる経験則ではありません。

・何を大切にするのか
・どんな未来を実現したいのか
・何を基準に選択するのか。

そうした価値観や哲学から形成される、自分なりの意思決定の基準です。

AI時代は、AIでいくらでも選択肢は増やしてくれるため選択肢を選び取る能力の価値が高まっていくと考えています。
※AIに意思決定をさせようとしても、選択肢が増えすぎて逆に困った‥。結局意思決定ができなかった‥。というご経験がある方は、上記の判断軸が明確になっていないことが原因かと思います。

判断軸の土台にあるのは、「価値観と哲学」である

では、その判断軸はどこから生まれるのでしょうか。

その土台にあるのは、その人自身の価値観や哲学です。

・何を大切にしたいのか。
・どんな未来を実現したいのか。
・どんな仕事や人生に意味を感じるのか。

それは、過去の経験や学び、人との出会いを通じて形成されていきます。

AI時代では、意見、文章、画像、動画など、あらゆるものを大量に生成できます。

だからこそ重要なことは、どんなに細かなことであっても、1つ1つの意思決定や行動の選択において、

「なぜその意思決定や行動を選択するのか?」

ということを”意図”を持って選択をし続けることです。

AIは思考の壁打ち相手になったり、実行速度を最大化するための強力なパートナーになりますが、その手前側で、ご自身なりの意思や判断軸をもっておくことが重要であると考えています。

まずは、「この仕事で何を実現したいのか」を考えてみよう

では、今日から何を変えればいいのでしょうか。

最初の一歩は、

「言われた仕事を終わらせる」

から、

「この仕事を通じて、何を実現したいのかを考える」

へ変えることです。

目の前のタスクや業務を、言われた通りに処理する。という対応では、AIとの差別化は難しくなっていきます。

大切なのは、その仕事の先にいる人が喜ぶ姿をイメージしてみることです。

「この仕事によって、お客様にどんな価値を届けたいのか」
「この仕事によって、チームや会社にどんな貢献ができるのか」
「この仕事を通じて、誰の何を良くしたいのか」

その思考の積み重ねと、試行錯誤の実践経験が、自分なりの判断軸を育て、これからのAI時代に必要な自走力につながっていくと考えています。

最後に

AIが仕事を奪うかどうかを心配する時代は、少しずつ変わり始めています。

これから問われるのは、

「AIを使って、何を実現するのか」

を決められる人になれるかどうかです。

必要なのは、自分の価値観を持ち、自分なりの判断軸で方向を決め、自ら動き続ける力。

それこそが、AI時代に最も価値を持つ、かつあなたの人生を一層豊かにしてくれる「自走力」なのだと思います。

Drive Your Career.(自分のキャリアのハンドルを握れ)

ご自分なりの価値観や判断軸を少しづつ磨いていき、AIを最高のパートナーとして使うことで、よりよいキャリアを送っていきましょう!

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