ども、ずーです。
今回はこんなお悩みです。
新しいコミュニティに入ると意見を採用してもらえない
ざっくりしすぎてすみません。
例えば、高齢者ばかりの村に若者が移住したりします。
皆さん優しく声をかけてくださったり、お裾分けをしてくれたりはするのですが、会合などではご新規さんの意見はなかなか通りづらく困ってる村人の役に立ちたくても意見を採用してもらえないのでジレンマに陥ってしまったり、高齢者はとくに新しいことや新しい設備や機械が苦手だったりします。
これはなぜなんでしょうか?
人の意見が組織で通りにくいという現象は、進化心理学の観点からいくつかの理由で説明できます。
人類は太古の昔から集団で生活してきました。
危険な猛獣や敵対するほかの民族から身を守り、食料の確保、育児の協力など生存を高める安全や資源を確保する為です。
その集団生活の中で役割分担や意思決定の効率化の為、自然と上下関係が生まれてきました。
経験豊富なメンバーや貢献度が高いメンバーには高い地位を与えられやすくなったのです。
新人さんは集団の規範や暗黙のルールなどをまだ理解していない、予期せぬ行動をとる可能性があります。
これは集団の安定を脅かす可能性があると思われる為、それまでの安定な生活を維持しようとする心理的なバイアスによって新人さんの意見は通りにくいのです。
意思決定の際、長年の経験を持つメンバーの意見は、「経験豊富=信頼できる」という経験則によって新人よりも優先されやすい傾向があります。
新人さんは、組織内での貢献度がまだ低く、社会的な地位が確立されていません。そのため、意見を発言しても、既存のメンバーほどの影響力を持たないことが多いです。
新人さんが組織の中で意見を通すために、アドラー心理学の視点からできることを解説しますね。アドラー心理学は、個人が社会的な存在であり、他者との関係性の中で成長していくと考えます。意見を通すことも、他者との協力関係を築きながら、自分の貢献を示す機会と捉えることができます。
1. 目的論的に考える:意見を通す「目的」を明確にする
アドラー心理学では、人間の行動は過去の原因ではなく、未来の目的によって 導かれると考えます。まず、「なぜその意見を通したいのか?」という目的を明確にしましょう。
・個人的な欲求ではないか?
例えば、「目立ちたい」「すごいと思われたい」といった個人的な欲求が強い場合、周囲の協力は得にくいかもしれません。
・組織への貢献を目指しているか?
その意見が、チームや組織全体の目標達成にどう貢献するのかを明確にすることで、周囲の理解と協力を得やすくなります。「この意見を実行することで、〇〇の課題が解決され、△△という成果が期待できます」のように、具体的な貢献を示すことが重要です。
2. 共同体感覚を育む:味方を増やす
アドラー心理学において、他者との連携や協力は非常に重要です。意見を通すためには、周囲との良好な関係性を築き、「共同体感覚」を高めることが不可欠です。
・積極的にコミュニケーションを取る:
上司や同僚に積極的に話しかけ、相手の意見や考えを丁寧に聞きましょう。日頃から良好なコミュニケーションを築くことで、いざという時に協力が得やすくなります。
・相手の立場を理解する:
自分の意見ばかり主張するのではなく、相手の立場や状況、懸念点を理解しようと努めましょう。「〇〇さんは、この点について何か心配なことはありますか?」「△△さんの経験から、何かアドバイスはありますか?」のように、相手の意見を尊重する姿勢を示すことが大切です。
・小さな貢献から始める:
最初から大きな意見を通そうとするのではなく、まずは小さなことでも良いので、チームや組織に貢献できることを見つけて実行しましょう。そうすることで、周囲からの信頼を得やすくなります。
3. 勇気づけを意識する:自信を持って意見を表明する
アドラー心理学では、「勇気づけ」が個人の成長や行動を促す重要な要素と考えます。
自分の意見に自信を持つ: 新人だからといって遠慮する必要はありません。しっかりと検討した意見であれば、自信を持って表明しましょう。ただし、謙虚な姿勢は忘れずに。
・建設的な意見を心がける:
単なる批判や不満ではなく、具体的な改善策や提案を含んだ建設的な意見を述べることが重要です。「〇〇という問題に対して、△△という方法を試してみるのはどうでしょうか?」のように、具体的な提案をすることで、議論が深まりやすくなります。
・失敗を恐れない:
最初から完璧な意見である必要はありません。失敗から学び、次に活かすという姿勢が大切です。「もしうまくいかなかった場合は、〇〇という 代替案も考えています」のように、次の案を用意することにより信頼感が増します。
4. 意見が通らなかった場合:建設的に受け止める
自分の意見が必ず通るとは限りません。その際、どのように受け止めるかが重要です。
・感情的にならない:
意見が通らなかったからといって、落ち込んだり、反発したりするのではなく、冷静にその理由を受け止めましょう。
・フィードバックを求める:
なぜ自分の意見が通らなかったのか、上司や同僚に理由を尋ねてみましょう。建設的なフィードバックを得ることで、自身の成長に繋げることができます。
・諦めずに考え続ける:
今回は通らなかったとしても、別の機会に改めて提案したり、別の角度からアプローチしたりすることを考えましょう。
新人さんが意見を通すためには、自信を持ちながらも周囲との協調性を意識し、組織への貢献という目的を明確にすることが大切です。
焦らず、一つ一つの経験を積み重ねていくことで、徐々に自分の意見が尊重されるようになっていくでしょう.。