「ちゃんと台本どおり話しているのに、なぜかアポイントが取れない」
「同じリストに電話しているのに、他の人は取れている」
「何を直せばいいのか分からない」
テレアポをしていると、こんな状態になることがあります。
アポイントが取れないと、
「自分は営業に向いていないのかも」
「もっと上手に話さないと」
と思いやすいですが、必ずしも「話が下手」だから取れないとは限りません。
私は法人向けの架電業務でSVを担当し、新人への説明や架電中のフォローをしてきました。
その経験も踏まえて、アポイントが取れないときに一度確認してほしいポイントを3つに分けてみます。
①「説明すること」に集中しすぎている
台本を覚えたばかりの頃ほど、
「ここまで全部説明しないと」
と考えやすくなります。
その結果、相手の反応を確認する前に、こちらがずっと話し続けてしまうことがあります。
テレアポは、商品説明を最後まで読み切ることが目的ではありません。
相手が、
「それってどういうこと?」
「今は必要ないかな」
「少し興味があります」
と、どこで反応したのかを見ることも大切です。
もし毎回、
「最後まで説明できたのに断られる」
のであれば、
話す量が多すぎないか
を一度見直してみてもいいかもしれません。
② 断られた瞬間に「終了」だと思ってしまう
「結構です」
「今は間に合っています」
「必要ありません」
と言われた瞬間、
「承知しました。失礼いたします」
で電話を終えてしまう。
もちろん、本当に不要な相手に無理に食い下がる必要はありません。
ただ、その「結構です」が、
本当に必要ないのか。
よく分からないから断っているのか。
忙しいから早く電話を切りたいのか。
理由までは分からないこともあります。
営業電話だと分かった時点で、内容を詳しく聞く前に「結構です」と断る方もいます。
だからこそ、一度断られたからといって、すべて同じ意味とは限りません。
相手の反応によっては、
「ちなみに、今は○○を使われていますか?」
など、一つだけ確認することで話が続く場合もあります。
大事なのは、何度もしつこく粘ることではなく、
なぜ断られたのかを確認する余地があるかを見ること
だと思います。
③「今すぐアポにならない相手」を、そのまま終わらせている
テレアポでは、一度の電話ですぐアポイントになる相手ばかりではありません。
たとえば、
「今は忙しい」
「担当者が不在」
といった反応が返ってくることがあります。
ここで大切になるのが、見込み管理です。
その場でアポイントにならなかったからといって、「断り」や「また折り返します」で処理するのではなく、
いつ頃、何時頃なら担当者が戻られるのか
を確認するだけでも、次の架電の精度は変わります。
いつなら話せそうなのか。
誰が担当者なのか。
何に少し反応していたのか。
今すぐ必要ない理由は何なのか。
こうした情報を残しておけば、次に電話するときの入り方も変わります。
反対に、何も残さずに再架電すると、
「以前もお電話したのですが……」
から、また同じ説明を一から繰り返すことになります。
私が架電現場を見ていて感じたのは、
アポイントを取ることだけでなく、「次につながる情報を残せているか」も重要
だということです。
その日にアポイントが取れた件数だけを見るのではなく、
「今日はどんな見込みを残せたか」
という視点を持つことで、架電リストの見え方も変わってきます。
「取れない=向いていない」ではありません
アポイントが取れない日が続くと、
自分の話し方そのものが悪いように感じることもあると思います。
でも、
説明が長いのか。
断られた後の返し方なのか。
相手の反応を拾えているのか。
見込みを残せているのか。
問題になっている場所を一つずつ見ていけば、全部を変える必要はないかもしれません。
そして、
「今日は全然取れなくてしんどい」
「何が悪いのか分からなくなってきた」
「アドバイスはいらないから、とりあえず愚痴を聞いてほしい」
そんな日もあると思います。
私の電話相談では、基本は聞き役です。
希望があれば、接客・コールセンター・法人架電、新人フォローの経験を踏まえて、電話対応について一緒に整理することもできます。
最初は、
「今日アポ0件で、ちょっと聞いてほしいです」
その一言からでも大丈夫です。
「テレアポやコールセンターの愚痴や悩みを聞きます」