【保存版】ChatGPTを業務に活かす5つの方法|エンジニアが実践テクニックを解説
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「ChatGPTに聞いてみたけど、ありきたりな答えしか返ってこない」
「結局、自分で書いた方が早いんだよね」
もしあなたがこう感じているなら、それはChatGPTが使えないのではなく、聞き方が間違っている可能性が高いです。
私はフルスタックエンジニアとして、毎日ChatGPTとClaudeを使い倒しています。AIで動画を自動生成するツールや、SNSの自動投稿システムも作りました。その中で気づいたのは、「よくあるChatGPTの使い方」の大半が、実は効果が薄いということです。
今回は「みんながやりがちなNG」と「本当に使えるやり方」をセットでお伝えします。
※ この記事は「ChatGPTを触ったことはあるけど、いまいち活用できていない」という30〜40代のビジネスパーソンに向けて書いています。
NG① 「丁寧なメールを書いて」← これが一番ダメ
一番よく見る使い方であり、一番もったいない使い方です。
「取引先にお礼のメールを丁寧に書いて」
これだと、どこにでもある定型文が出てくるだけです。あなたらしさゼロ、コピペしたら相手にもバレます。
【こう変えてください】
「以下のメールに返信したい。相手は少し不満を持っている様子。こちらに落ち度があるので謝罪しつつも、卑屈にならず、次の提案につなげたい。トーンは誠実で簡潔に。」
違いは「状況」「感情」「トーン」を伝えているかどうか。ChatGPTは空気を読めません。だから空気ごと言語化して渡す必要があります。
NG② 「要約して」で終わる人が多すぎる
会議の議事録を「要約して」と投げる人が多いですが、出てくるのは「〇〇について議論した」みたいなふわっとした要約。これでは使い物になりません。
【こう変えてください】
「以下の会議メモを整理してください。形式は以下の通り。
・議題ごとの要点(各2行以内)
・決定事項(箇条書き)
・TODO(誰が / いつまでに / 何を)
・持ち越し事項(理由も書く)」
ポイントは「出力フォーマットを指定する」こと。AIは自由に書かせると曖昧になります。逆に型を渡すと、驚くほど正確なアウトプットを出してきます。
特に「TODO」に「誰が / いつまでに」を入れるだけで、そのままSlackに貼れるレベルになります。
NG③ 「SNSの投稿考えて」← 誰として書くの?
これも非常に多いミスです。ChatGPTに人格を与えずに文章を書かせると、「AI感丸出し」の文章が出来上がります。読者はすぐ気づきます。
【こう変えてください】
「あなたは以下の人物として書いてください。
・30代女性、Web制作フリーランス3年目
・専門知識はあるがマウントは取らない
・口調はカジュアル、語尾は「〜だよね」「〜かも」
・絵文字は1投稿に1つまで
この人物として、Next.jsの良さについてXに投稿する文章を280文字以内で書いてください。」
ここまで指定すると、人間が書いたとしか思えない文章が出てきます。
私は実際にこの手法で、複数のペルソナが異なる文体で自動投稿するシステムを構築・運用しています。ペルソナ設定をどこまで細かくするかで、AIの出力品質は天と地ほど変わります。
NG④ 「調べて」と丸投げする
「〇〇について教えて」と聞くと、教科書みたいな回答が返ってきます。正しいけど、つまらないし、実務では使えない。
【こう変えてください:2段階で聞く】
ステップ1:「Supabase、Firebase、Neonを以下の観点で比較表にして。無料枠、認証機能、Next.jsとの相性、月額コスト」
ステップ2:「この中でSupabaseのリアルタイム機能について深堀りして。具体的なユースケース、制限事項、実装の難易度を教えて」
1回で完璧を期待するのがNG。対話を重ねて掘り下げるのがプロの使い方です。人間の会議と同じで、1つの質問から議論を深めていくイメージです。
NG⑤ いきなり「作って」と言う
企画書でも、プログラムでも、デザイン案でも同じです。「〇〇を作って」と丸投げすると、的外れなものが出来上がって結局やり直すことになります。
【こう変えてください:設計→実行の2段階】
「以下の自動化を実現したい。まだコードは書かないで、処理の流れを日本語で箇条書きにして。
・毎朝9時にスプレッドシートのA列を取得
・各セルの内容をChatGPT APIに送信
・結果をB列に記入
・完了後にSlackに通知」
↓ 内容を確認してから
「OK、上記の流れでGASのコードを書いて」
この「まだ作らないで、まず構成を見せて」が最強のテクニックです。企画書なら「構成案を5つ出して」、ブログなら「見出し構成だけ先に出して」。この一手間で、手戻りが9割なくなります。
結論:ChatGPTは「聞き方」がすべて
ここまで読んで気づいた方もいると思いますが、ChatGPTが使えないのではなく、私たちの聞き方がAI向けに最適化されていないだけです。
今日から変えられるポイントは3つだけ。
1. 状況とトーンを言語化する(空気を読めないから言葉で伝える)
2. 出力フォーマットを指定する(自由に書かせない)
3. 1回で完成を求めず、段階を分ける(設計→実行)
これだけで、ChatGPTの返答は別物になります。
「自分の業務だとどう使えばいいの?」「実際に画面を見ながら教えてほしい」という方は、ぜひご相談ください。あなたの業務内容をヒアリングした上で、最適なプロンプトと活用法を一緒に作ります。