高間慎一氏は、シンガポールに移住し、活動している日本人実業家です。
「高間慎一 シンガポール創業カンパニー」や不動産事業など、様々な事業を手がけている高間慎一氏ですが、メイン事業として中心となっているのは、「Wabi-Sabi」という会員制ワインラウンジの経営です。
今回はそんなやり手の経営者である高間慎一氏に、飲食店の会員制経営ついてインタビューを行ってみました。
高間慎一氏(シンガポール在住)へのインタビュー
メンバーシップ制を採用することでサービスの品質を向上させた
ーーWABI-SABIでメンバーシップ制を導入した背景について教えてください
より良いサービスを実現するためですね。
メンバーシップ制は敷居が高くなったり、やり方次第では経営状況がむしろ悪化することもある、難しい経営方法です。
しかしそれでも、私にはメンバーシップ制が非常に魅力的に映りました。
事実、Wabi-Sabiをメンバーシップ制で経営することで、応援してくれる固定客・リピーターを確保でき、それに伴い多くの広告宣伝費を削減できました。
それにより、リーズナブルな価格でのサービスの提供、もしくは価格以上のサービスの提供が可能となりました。
会費がある分、割高になるのではといった印象を抱きがちですが、私のお店に限らず大抵の場合は、メンバーになっていただくことで、テーブルチャージが無料になったり、一杯目のビールがサービスとなったりといった特典がつきますので、意外と割高になることはないです。
まぁ、これは店の方針によりますので絶対とは言えませんけどね。
少なくとも私は、お客様に気軽に頻繁に来ていただけるように、そして高い品質のサービスをお届けするために、メンバーシップ制を導入しています。
メンバーシップ制は収入の計算がしやすいなどのメリットがある
ーーでは、そんなWABI-SABIでも採用しているメンバーシップ制ですが。経営に伴うメリットは何でしょうか?
色々メリットは考えられますね。
しかし、経営者の目線で一番のメリットをあえて挙げるなら、収入が安定・計算しやすい点でしょう。
例えば、飲食店であれば雨の日の客足は遠のいたり、逆に宅配可能なお店であれば雨の日の方が売上が上がる、といったように他の業態ではその日ごとに売り上げが変動するのが普通です。
そのため、一般的な店舗形態の商売は、天候や気温といった時事的な要因に売り上げが左右されることで収入の予測が困難となり、結果的に業者への支払い等資金繰りが大変な面があります。
一方で、メンバーシップ制の店舗では、月や年に一度の会費から収入を得る手段があります。
これにより、天候や気温などや、社会情勢の影響によって来店人数が少なくなったとしても、その被害を抑えることは出来ます。
また、新規顧客を除く既存顧客の会費を試算すれば、最低限の収集予測を立てることが可能なのも経営者としてはありがたいメリットですね。
他にも、リピート客だけでも十分な利益を見込める店や、会員費の存在によって客のふるい落としが行われるため、本気でお店を利用したい優良な客が集まりやすいといったメリットもメンバーシップ制にはあります。
もちろん、こうしたメリットを享受するためには、お客様に会費を払っても利用したいと思うだけの商品やサービスを提供しなくてはいけません。
しかし、それに見合った適切な会費の価格設定が出来てさえいれば、売り上げの予測が非常に分かりやすく、安定した収入を得ることができるため、金銭的には楽な仕組みと言えるでしょう。
こうしたメリットは最近世の中でも注目されているようで、メンバーシップ制の店舗はコロナ以前から増え始めています。
そのため、もしかしたらお店の多くがメンバーシップ制を導入する未来もあるかもしれませんね。
メンバーシップ制の営業を成り立たせるにはより一層の差別化が大切
ーーメンバーシップ制はこれらか増えていく可能性があるんですね。ではメンバーシップ制の経営を行う上で大切なことはあるのでしょうか?
いかに独自の強みを出すか、でしょうね。
先ほどメリットばかりの話をしましたので、メンバーシップ制はかなり有用な制度と思われそうですが、あくまで軌道に乗ったらこういうメリットがあるよという話です。
むしろ、最初に会員費や入会費が必要になる分、メンバーシップ制はマイナスからのスタートであることはしっかりと認識しておくべきでしょう。
例えば、メンバーシップ制にすることで対象顧客が限られることで、確かに顧客の質が上がりがちです。しかし、その一方で、この方針は来店客を絞り込むということと同義でもあります。
そのため、メンバーシップ制はどんな飲食店でも良い結果に繋がる保証はないという点に注意が必要です。
では、どのような飲食店がメンバーシップ制に向いているかというと、まずは「食材や料理などのこだわりやアピールポイントが明確に定まっている」ことですね。WABI-SABIで言うとワインの品質・種類ですね。
他にも、「ミシュラン」「世界で実績を残しているようなシェフ監修」「魯山人も愛した」など、店側ではなく外部からの評価や権威もあればなおのこと良しです。
後は、高価格帯のサービスでありながら、会員になることで少し背伸びすれば手の届く範囲になったり、お得に購入することが出来たりといった魅力も大切でしょうね。
もし、こうした強みを作ることなく、「食材・料理のアピールポイントが弱い」「一般的なものを取り扱っている」「外部からの評価・権威がない」といった差別化されていない、安価なだけのサービスしか提供しないのであれば、それはほぼ間違いなく失敗します。
確かに、メンバーシップ制を設けることで、事業者は顧客との接点を強化し、囲い込むことが確かに出来やすくなりますが、利用開始に行くまでに相応の理由・利点が必要であることを忘れないで起きましょう。
更に言うと、メンバーシップ制はここで終わりではありません。
観光客を対象にしているようなお店であれば、一回来てもらえれば成功ですが、メンバーシップ制は会員を継続してもらい、継続利用してもらうことこそがゴールです。
せっかくお客様が会員になってくれたとしても、リピートされずに1回限りの関係で終わってしまえば、むしろメンバーシップ制はお客様を集める制約となってしまうでしょう。
確かに、メンバーシップ制は、入会金や会費を設定することでハードルを設け、こうした代金を支払うという決意が、お店への忠誠・愛着へと繋がります。
他にも、投資したお金の元を取りたいという心理的な働きもあって、店側とお客様の結びつきは強くなります。
しかしその一方で、メンバーシップ制は、お金を入会費を支払ったり、継続的に支払ったりする以上、お客様の目は普通の店に向ける目よりシビアです。
そのため、決してメンバーシップ制は楽な手段ではありません。そのことを忘れることなく、何かしらの方法で差別化をすることが何よりも大切でしょう。
高間慎一氏(シンガポール在住)について
・名前 :高間慎一
・ふりがな :たかましんいち
・生年月日 :1978年9月19日
・出身地 :大阪府・居住地 :シンガポール
・身長/体重:175cm/70kg・血液型 :O型
・最終学歴 :大学卒・事業内容 :飲食店、不動産、マーケティング会社
高間慎一氏は、複数の事業を経営している日本人実業家です。
経営している事業としては、会員制ワインラウンジ「Wabi-Sabi」をメイン事業に、他にもマーケティング事業や不動産事業などがあります。
元々は日本で活動していたようですが、現在は税金対策からシンガポールに移住しています。
そんな成功者の1人である高間慎一氏ですが、その人生は決して楽なものではありませんでした。
幼少期や青年期は貧乏な暮らしに苦しみ、起業した会社は倒産して多額の借金を背負など、凄絶な過去を持っています。
しかし高間慎一氏は、こうした苦難に負けることなく努力と新しいことへの挑戦を続けた結果、ビットコインバブルというチャンスを掴み取ります。
そして、この掴み取ったチャンスを活用することで、現在ではシンガポールで人気を集めているWabi-Sabiなどの事業を経営するまでに成長しました。
高間慎一氏(シンガポール在住)がシンガポールで行っている事業内容
高間慎一氏は、シンガポールを拠点に以下の事業を展開しています。
・飲食店
・マーケティング事業
・不動産事業
この項目では、高間慎一氏が手掛けるこれらの事業を軽く紹介します。
▼飲食店:ワインセラー「Wabi-Sabi」
店名 :WABI-SABI
場所 :シンガポールUEスクエア
営業時間 :月曜~金曜日 午後6時から11時59分
定休日 :日曜日
「Wabi-Sabi」は、高間慎一氏がシンガポールで経営しているワインラウンジです。
メンバーシップ制のワインラウンジとして高品質なサービスが用意されています。
具体的には、希少なワインのテイスティングイベントや、ボトルの特別販売、食品の特別割引などが用意されています。
▼マーケティング事業
マーケティング事業では、DtoCビジネスとECサイトの広告運営を行っています。
DtoCビジネスとは、企業が店舗や仲卸を介することなく直接消費者へ商品を販売するビジネス形態です。
最近注目を集めているこのビジネスは、仲介業者がいないことにより利益率が高が高くなる他、自社ブランドを保護できるといった複数のメリットが存在します。
▼不動産事業:高間慎一 シンガポール創業カンパニー
企業名 :高間慎一 シンガポール創業カンパニー
代表者 :高間慎一氏
所在地 :東京都港区赤坂
設立年月日:2017年4月1日
資本金 :1,000万円
「高間慎一 シンガポール創業カンパニー」は2017年に設立された会社です。
高間慎一 シンガポール創業カンパニーは、高間慎一氏の拠点がシンガポールにあるにもかかわらず、東京の高級住宅地にオフィスを構えています。
「フレックスタイム制度・リモートワーク制度・リモート勤務手当・選べるワークプレイス」が導入するなど、働き方改革に積極的に力を入れているようです。
それにより、従業員がパフォーマンスを発揮しやすい近代的な職場環境となっています。