第1章|「安定=正解」の違和感と葛藤
消防士として働いていた頃、周りからは「安定してていいね」「辞めるなんてもったいない」とよく言われました。
確かに安定はしていた。収入も保証されていたし、社会的な信用もありました。
でも、心はいつもざわざわしていたんです。
それはなぜか?
現場では命を守る責任、厳しい訓練、規律ある組織の中で、常に“正しくあること”が求められました。
上司の顔色を伺い、後輩の見本にならなきゃいけない。
少しでもミスをすれば、信頼を失う。そんな張り詰めた日々が、僕の心を少しずつ蝕んでいったんです。
特に辛かったのは、自分の本音にフタをして“演じ続けること”。
「本当はもっと自由に、自分の頭で考えて働きたい」
「もっと人間味のある、自分らしい生き方がしたい」
でも、そんな想いを持ってはいけないと思っていた。
なぜなら、“安定を捨てる”ことは“愚か”だと思われる空気があったから。
でもある日、先輩からこんな言葉をかけられたんです。
「お前さ、たまに心ここにあらずって顔してるぞ。何か悩んでるんじゃないか?」
その瞬間、自分でも気づかないフリをしていた想いが溢れてきて、涙が止まりませんでした。
「このまま定年まで行くのが“正解”なのか?」
“安定”という名の幻想が、実は自分の可能性を奪っているんじゃないかと
初めて本気で考え始めた瞬間でした。
第2章|努力できない自分に絶望していた過去
意外に思われるかもしれませんが、僕は決して器用なタイプではありませんでした。
ロープ結索の訓練では何度やっても手順を間違え、救助訓練では要領が悪く、
人より常に一歩遅れていた。新人の頃は、それが悔しくてたまらなかった。
何度繰り返し練習しても、なかなか上達しない自分にイライラし、そんな自分を責めてばかりいた。
周囲の同期が褒められているのを見るたびに、自分だけが取り残されているような気がして、焦って、空回りして、心が折れそうになった。
「なんでこんなにも頑張れないんだろう?」
そう思っていた時期、僕は“努力できない自分”が嫌いだった。
周囲の期待に応えられない自分が情けなかった。
でも、ある日ふと気づいたんです。
「そもそも、これって本当に自分がやりたいことなんだろうか?」
そう思った瞬間、肩の力が抜けた。努力できないことが悪いんじゃなくて、単に“向いていないこと”だっただけなんだと。
向いていないことに時間もエネルギーも費やし、無理に自分を押し込める人生は、本当に自分が望んだものだったのか?
“努力できない=甘え”じゃない。やりたいことなら、人は自然と努力できる。
この気づきが、僕の価値観を大きく変えました。
第3章|辞めたその先で待っていた“自由”の現実
決断は一瞬だったけど、準備には何ヶ月もかかりました。
退職届を出したときの心境は、正直に言えば“不安とスッキリ感が半々”。
でもそれまで感じたことのない“自分で自分の人生を選んだ”という実感は、何にも代えがたいものでした。
ところが、現実は厳しかった。
・収入はゼロ。貯金が減っていく不安
・誰にも相談できず孤独との闘い
・何をすればいいか分からず焦燥感だけが募る
「自由って、こんなにも怖いんだな」
そう痛感したのが、退職後の最初の半年間でした。
それでも、ひとつだけ救いだったのは、“自分の責任で生きている”という実感。
誰かの指示で動いていた頃とは違い、すべての選択が自分次第。
失敗しても、うまくいかなくても、それでも進むしかない。
そして、少しずつ営業代行で商品が売れたり、知人を通じて仕事をもらえるようになった頃、ようやく「この選択は間違ってなかった」と思えるようになったんです。
第4章|独学の限界と、自己投資の必要性
独立当初、僕は「全部自力でなんとかしよう」と思っていました。
情報はネットに溢れてるし、YouTubeや本を読めばなんとかなると本気で思っていた。
でも、現実は違いました。
・行動に迷いが出るたび、時間だけが過ぎていく
・情報ばかりインプットして満足してしまう
・相談できる相手がいないから、正解もわからない
結局、時間もお金も“ムダな遠回り”に使ってしまったんです。
そんなとき、ある人からこう言われました。
「独学が悪いんじゃない。でも“合ってるかどうか”を確認できない環境だと、ほとんどの人は途中で止まる」
この言葉が刺さりました。
僕はその後、思い切って講座やコミュニティに自己投資し、自分が必要な知識とマインドを一気にインストールしました。
すると、次第にクライアントが増え、収益も安定してきた。
大事なのは、「必要なところにはちゃんと投資する」こと。
時間をお金で買うという発想は、会社員時代にはなかった視点でしたが、
独立した今では最も大切にしている考えです。
第5章|3年目で見えた世界と、これから
独立して3年。今は「キャリアアドバイザー・ライフコーチ」として、同じようにキャリアに悩む人のサポートをしています。
あの頃の自分に言ってやりたい。
「大丈夫。ちゃんと未来は変えられる」って。
今でこそ、収益も安定し、人にも恵まれ、仕事にやりがいを感じられるようになった。でも、ここまで来るのにショートカットはなかったし、むしろ数えきれない挫折と壁を乗り越えてきた。
それでも今思うのは、「全部必要な経験だった」ということ。
うまくいかなかった過去も、逃げたことも、自分を責めた夜も——全部があったからこそ、今の自分がある。
このブログを読んでくれたあなたにも、伝えたい。
どんな過去があっても、人は変われる。
自分を信じて、一歩踏み出せば、未来はちゃんと動き出す。
最後に|「自分を変えたい」と願うあなたへ
今、このブログを読んでいるということは、
あなたの中に何かしらの“変わりたい想い”があるということだと思います。
・今の仕事に違和感がある
・自信がないまま日々が過ぎている
・でも、何をすればいいかわからない
僕も、かつてはそうでした。
でも、あの時一歩踏み出したからこそ、今の自分があります。
僕は特別な才能があったわけでも、最初から道が見えていたわけでもありません。
ただ「このままじゃ終われない」という気持ちだけで、少しずつ行動してきました。
今、同じように悩むあなたに向けて、キャリア相談を行なっています!
悩みを話すだけでも構いません。
解決できなくても、第一歩を踏み出すキッカケになるかもしれません。
是非一緒にあなたの未来の可能を広げていきましょう!!