消防士になるには・・・
消防士になるには、「公務員採用試験」に合格することが必須になります。試験と一言で表しても「東京消防庁」「横浜市消防局」「○○地域消防組合」などさまざまです。まず、”消防業務”は地方自治体がそれぞれに担っており、都道府県警察とは大きく異なります。東京消防庁も一部自治体(稲城市と島しょ部)を除き、23区や立川市、多摩市などは”消防業務を委託”しているのです。そして、日本全国どこで消防士を目指しても避けては通れないもの・・・それが、「消防吏員採用試験」となります。(吏員=公務員のこと)合格までの倍率も30倍を超えるところから、1倍のところまでバラバラです。公務員試験はほとんどの消防組織が試験区分ごとに”年1回”行なっています。「大卒区分(一類)」「短大区分(二類)」「高卒区分する(三類)」と東京消防庁のように実施する場合もありますが、多くの自治体では年1回でしょう。つまり、その年の1回で合格を逃すと「1年間の空白」が生まれるのです。それを避けるために多くの受験者は「併願」をします。試験日程が重ならない限り、できるだけ多く受験をしているのです。その中で本命に合格すればそこで消防士に、お試しだったところなら辞退して翌年に再受験などするのが一般的な流れです。公務員予備校の学生などは、警察や自衛隊、海上保安庁など手当たり次第に受験をします。これは本人というより合格実績を必要とする学校側の方針です。さて、もし不合格になり「1年間の受験浪人」が決まると・・・周囲の合格した友人たちが話す「消防学校の生活」などキラキラした話を聞くことになり、それがモチベーションになれば良いですが、1年という時間の長
0