ビジネスは、必ず成功することはありません。
最高の人員を用意し、どんなに素晴らしい計画をたてても成功するとは限りません。
ビジネスプランが悪いのか、想像したほど選出した人が良くなかったのか。
どれも違います。
プランや人だけではビジネスは構築されていないからです。
市場、環境、状態など様々な要因が影響します。
そんな見えないものに完璧を求めても意味がありません。
そもそも完璧なものなど世の中には存在しません。ただ、徐々に要求に近いものを作って行く事は出来ます。
一番は、競合調査。
しかし、お客様を無視して競合調査しても意味がありません。
例えば、
新商品の場合、発売前に調査会社に依頼し市場アンケートを行いますが、そんな事をしてもほぼ意味がありません。
なぜなら、調査会社のスタッフはそもそもお客様ではないからです。
予測しているお客様層にただマッチしているというだけで、本当のお客様ではありません。
これらの人は、想像することは出来ても、実際の悩みや願望をリアルに考えている人とは違うからです。
たまに、蓋を開けるとまったく想定していなかった人に受け入れていたと耳にします。
そして、元々想定していたターゲットは見向きもされなかったと。
では、どうすればいいのか?
答えは、ムダなものを作るぐらいなら、50%完成したら調査するのではなく、市場に出すことを優先することです。
そして、実際のお客様の声を反映します。
その声の中に含まれているものだけを優先順位と考え、改善していけばいいのです。
考える必要はありません。
声を反映すればいいだけです。
お客様は完璧を求めてはいません。
正直、そんなことどうでもいいのです。
お客様はその商品を購入することで何が得られるか?または問題を解決できるか?を考えています。
もう自己満足な綿密な準備は止めて、今すぐ市場に投下してください。
考えるのはそれからです。
まずは市場に投下し、お客様の声を聞き、あとからクオリティを上げて行けばいいだけです。
たまに成功している経営者に会うと、計画というより帳尻を無理くり合わせているように感じることがあります。
頭の良いあなたがいくら考えても完璧な答えは出ません。答えは机上にはありません。
50%出来たら販売し、リアルなお客様に触れることです。
アップルやトヨタが完璧なものを作れないのにあなたに出来ると考える方がおかしいと思いませんか?
もう一度、最後に大切なことを言います。
あなたが感じる完璧とお客様が感じる完璧は違います。
そのことをもう一度、再認識してください。
ということで、今回はここまで。