こんばんは
マンガ・アニメが伝えるメンタル予防の専門家
「心のクセ“リメイク”コーチ」✖「精神保健福祉士」
オサレビト光です
心の秘密基地へようこそ
ここではあなたが好きな「推し」の生き方を語り合いながら、ガチガチになったココロをふっとゆるめる場所です。
今日のテーマ
「小説脳」、「マンガ脳」
先日、あるYouTube動画を見ていて、たまたま気になり見ていました。
それは
小説家・綿矢りささんが語る【後悔しない生き方】という動画です。
その中で彼女は、キャラクター作りを「ガーデニング」に例えていました。 種は取材からではなく、自分の「深層意識(深い無意識)」から来る。
だから、キャラクターは作者の予測を超えて勝手に喧嘩したり仲直りしたり、ニョキニョキと植物のように育っていく……と。
そして
私たちが生きづらさを感じるのは、「心の呪い(内面的なバイアス)」のせいであり、そこから抜け出す鍵こそが「小説がくれる俯瞰力(ふかんりょく)」だと語っていました。
これを聞いて、私は思いました。
「これはまさにNLP(心理学)のサブモダリティの話だ!」と
小説家が見ている「俯瞰」の世界
そして
私たちが慣れ親しんでいるマンガやアニメの「俯瞰」の世界
実はこの2つから見える脳の使い方をよく見ると少し違うのです。
今日は
綿矢さんの言葉をヒントに
マンガ(視覚)と小説(言語)
それぞれの視点から「あなたに合った心の守り方」を紐解いていきます。
NLP(神経言語プログラミング)とは?
「脳の取扱説明書」とも呼ばれる、心理学と言語学を統合した実践的な心理アプローチです。
人間が体験する世界は、以下の3つのプロセスで作られています。
Neuro(神経・五感): 視覚・聴覚・身体感覚で情報を受け取る
Linguistic(言語): その情報に言葉で意味づけをする
Programming(プログラミング): それが記憶や行動パターンとして定着する
NLPはこのプロセス(脳のプログラム)を書き換えることで、苦手意識を克服したり、卓越した成果を出す人の思考パターン(モデリング)を自分にインストールしたりする技術
サブモダリティ(従属構成要素)とは?
NLPにおいて、五感(VAK)の情報をさらに細かく分けた「感覚の質」のことです。 私たちが記憶を保存する際の「編集設定データ」のようなものです。
例えば
「昨日の夕食」を思い出す時、ただ「夕食」という事実があるだけでなく、脳内では以下のような細かい設定(サブモダリティ)で保存されています。
小説脳とマンガ脳、2つの「俯瞰力」
綿矢さんは動画で、小説を読むことで「時間を凝縮した俯瞰視点」が得られ、目の前の不安から離れられると語っています。
これは言葉と文脈で世界を捉える力です。
一方で
マンガには「絵」があります。
ここには小説とはまた違う、空間的な俯瞰力が働いています。
NLPの4つのタイプ(V・A・K・Ad)を使って、この違いを見ていきましょう。
① 視覚優位(Visual):マンガ脳
『ブルーロック』潔世一の「メタ・ビジョン」タイプ
特徴
情報を「映像・空間」で処理
1.サッカー漫画『ブルーロック』の主人公・潔世一(いさぎよいち)は、「メタ・ビジョン(超越視界)」という能力に覚醒します。
2.これはフィールド全体を神の視点(ドローンカメラ)から俯瞰し、敵味方の位置や動きを全て映像として把握する力です。
あなたへの処方箋
1.このタイプの人は、辛い時に言葉で考え込むと余計に混乱します。
2.潔のように脳内で「カメラを引く」イメージを持ってください。自分を上空から見下ろし、その映像を「白黒にする」、「遠くへ飛ばす」ことで、感情から離れることができます。
② 内部対話優位(Auditory Digital):小説脳
綿矢りさ流「ナレーター視点」タイプ
特徴
1.情報を「言語・論理・文脈」で処理
2.綿矢さんが言うように、長い歴史や主人公の内面変化を「物語(ストーリー)」として理解する力です。
3.「なぜ今、自分は苦しいのか?」「これは過去のあの呪いのせいだ」と、因果関係を言葉で整理することで安心します。
あなたへの処方箋
1.このタイプの人は、無理に映像化するよりも「実況解説」が向いています。
2.自分の状況を、小説のト書きのように「彼は今、得体の知れない不安に襲われているようだ。しかし、これは〇〇という理由によるものだ」と言語化し、ラベルを貼ることで冷静さを取り戻せます。
③ 聴覚優位(Auditory):音声脳
「音響監督」タイプ
特徴
1.情報を「音・リズム・声のトーン」で処理
2.小説を読んでいても、脳内で声優さんの声が再生されるタイプです。
あなたへの処方箋
1.嫌な記憶や「心の呪い」となる声を、「ラジオのノイズ」として扱います。
2.脳内のボリュームを下げたり、相手の声をヘリウムガスを吸ったような変な声に変換することで、言葉のダメージを無効化できます。
④ 体感覚優位(Kinesthetic):雰囲気脳
「直感・肌感覚」タイプ
特徴
1.情報を「重さ・温度・空気感」で処理します。
2.理屈よりも「なんとなく嫌な感じ」、「胃が重い」といった身体感覚が先にきます。
あなたへの処方箋
1.感情に入り込みやすい(没入感が高い)ため、俯瞰は少し苦手かもしれません。
2.コツは「幽体離脱」、「ロボット化」です。
3.重さを感じている肉体から魂だけ抜け出して天井から見る、あるいは自分を無機質な石像に変えてスイッチをOFFにするイメージが有効です。
みんな「ハイブリッド」
「私は小説派だから、映像は使えないの?」
そう思うかもしれませんが、安心してください。
綿矢さんが「キャラクターは真層意識(無意識)から生まれる」と語ったように、私たちの無意識はとても深く、複雑です。
人の感覚(サブモダリティ)は単独ではなく、複合的(ハイブリッド)にできています。
仕事では「論理(小説脳)」で考える
楽しい思い出は「映像(マンガ脳)」で保存
恐怖体験は「重み(体感覚)」として残っている。
誰もが4つの感覚をすべて持っていて、状況によって「メインエンジン」が切り替わっているだけです。
なぜ「サブモダリティ」を変えることが大切なのか?
では、なぜこうして自分のタイプを知り、脳内の見え方や聞こえ方(サブモダリティ)を変える必要があるのでしょうか?
それは脳が「起きた事実」ではなく、「保存された質感」によって、その出来事の意味を決めているからです。
綿矢さんは「生きづらさは心の呪い」と言いました。
その「呪い」の正体こそ
脳内で「大きく、鮮明で、大音量で再生され続けているネガティブな記憶」かもしれません。
事実は変えられません。
でも、脳内の「保存形式(画質や音量)」を変えることはできます。
巨大な不安(8K映像)を、豆粒のような白黒写真に変える。
批判的な声を、面白いアニメ声に変える。
これだけで脳は「あ、これは大したことない情報なんだ」と認識を書き換えます。
これが綿矢さんの言う「欲望のままに生きる(=呪いから解放される)」ための具体的で技術的なアプローチです。
まとめ:自分だけの「物語」を生きるために
小説家が言葉を紡ぎ、マンガ家が絵を描くように
あなたもあなたの脳が得意な方法を使って、人生を編集することができます。
『ブルーロック』の潔のように全体を俯瞰してもいいし、
綿矢さんのように物語として捉えてもいい。
自分に合った「俯瞰の技術」を手に入れた時、あなたは誰かの評価に流される脇役ではなく、自分の人生の主人公として、ニョキニョキと自分らしく育っていけるはずです。
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