ー前回の投稿「中学生ソフトボール選手へのサポート」の続きー
リラックス!リラックス!との声かけをよく耳にする。
そもそもリラックスって何?どうやるんだろう?
深呼吸?体の力を抜くこと?気持ちを楽にすること?そうすると何か良いの?
とても良く聞く言葉で、何となくイメージは分かるが、やれと言われると難しい。なおの事、試合の大事な場面で”リラックス”と言われても、いきなり本番での実践は大人でも出来ない。
言ってる側も良く分かっていない言葉かもしれない。
これを中学生に教えるのは、もっと難しい。
じゃ、どうする?
日頃の練習でも”リラックス”を練習する必要がある。
メンタルトレーニング(考える)の練習に繋げる。
自分の得意なこと、苦手なこと、緊張する場面など、色んな場面を想定しながら、自分の最高のパフォーマンスを発揮するためには、どうするかを。
”リラックス”の目的は、それだから。
例えば、得意(好きな)なことをやっている時と、不得意(苦手だなぁ)なことをやらないといけない時との違い(メンタル、体)。
苦手なことやる時は、誰でも”嫌だなぁ”、”失敗しないかなぁ”と思い、ネガティブ思考になる。結果心身が緊張し、体にムダな力が入り、動きも硬くなる。
結果、最高のパフォーマンスを発揮できない。
要は、ここまで掘り下げて、選手(生徒)と考え、”リラックス”と”その目的”を考える。
雨の日の練習、もしくは、そういう時間を設けて練習するのも良し。
面倒くさい地道な練習のようですが、だからこそやる効果はあります。
また野球やソフトボール競技の一つの特徴は、止まっている時間が多いこと。
守っている時、ベンチで打順を待っている時、ネクストバッターサークルで待つ時間、バッターボックスでのピッチャーが投球するまでの時間など。考える時間がたくさんある。だから考えないチームは勝てない。
それぐらい考える時間の使い方を学ぶことは大事である。
だから”リラックス”も、試合で活かせる、自分なりの”リラックス”を練習で考え、実践し、最高のパフォーマンスに繋げて欲しい。