いつもキラキラと輝いているような自分になりたい訳ではない。
何も贅沢は言っていないし、特別なことを望んでいる訳ではない。
なのに、どうしても「今の自分を好きになれない」と思って悩んでしまう……。
今回は、そんなあなたに向けてこの記事をお届けしていきます。
「自分を好きになれない」
ふと気がつくと、そんな感覚がいつも自分の周りにある気がする。
それは、とても辛い状況ですよね。
この感覚がずっとあると、何かがあるたびに
「やっぱり私だから、こうなってしまうんだ」
「こんなに自分が嫌いなのに、誰かが私を好きになってくれるはずがない」
と、逃げ場のない言葉で自分を追い詰めてしまいます。
このような悩みの渦中にいると、一刻も早く問題を解消したい気持ちになります。
その一方で、何をすればいいか分からず空回りし、さらに苦しみが深まってしまうことも少なくありません。
どうにかしなければ……
でも、何をすればいいんだろう……
自分を好きになれない苦しみから抜け出したいなら、自分を好きになるようにすればいい。
これは一見すると正しいようですが、実は正論に過ぎません。
今のあなたはおそらく、自分のことを「好きになりたい」という訳でもない。
なぜならそれは「自分を好きになれない」感覚を引き起こすあやふやな原因に、心が囚われているからだと思うのです。
もう少し具体的に見ていきますね。
少しだけ、過去の記憶を辿ってみてください。
たとえば、あなたの過去の中で「自分を好きになれない」と思った場面を思い浮かべてみてください。
今感じている「好きになれない感覚」と似た場面が、過去にもありませんでしたか?
もし、今と似ている環境が出てきたなら、あなたはその時の経験を通して、今もなお、同じような事柄に「自分を好きになれない」と思っている可能性があります。
違う視点からも見ていきます。
あなたは1日の中で、何をしていても「自分を好きになれない」と思っているでしょうか?
ある特定の場面でだけ「好きになれない」という思いをしているのではないでしょうか?
もしかしたら、普段はそこまで思っていないのかもしれません。
でも、生活する中でどうしても避けられないことがあるとしたらどうでしょう。
そうしたことに対して長く持っている苦手意識が、あなた自身を追いつめているのかもしれません。
いずれにしても、あなたの苦しみは、過去の出来事や経験と関係しているのかもしれません。
自分がどうして「好きになれない」という思いを生み出してしまうのか。
その理由を理解したり、きっかけになっている場面に気づくだけでも、少し気持ちが変わることがあります。
そうすることで、1日の中で「自分を好きになれない」と思う回数を減らし、結果として苦しみを和らげることにつながっていくと思うのです。
今日のお話は、たくさんある中の1つの事例となります。
今、目の前で起こっていることと過去の様々な出来事が、何の関係も無いように見えて実は複雑に結びついている、というのは本当によくあることです。
辛い状況にあると、どうしても視野が狭くなり、今の苦みに敏感になりやすいでしょう。
自分を好きになれないからと言って、好きになれるような理想の姿を想像している訳でもない。
でも、それでも苦しい。
この苦しさは、いったいどこから来ているのだろう。
そんなふうに少し離れたところから自分を見てみると、いつもとは違う見え方になることがあります。
その間は、短いかもしれませんが、少なくとも悩んでいない、冷静な自分でいられます。
また、そのように自分を観察していくことで、「自分を好きになれない」感覚の根本の原因が少しずつ見えてくることがあります。
その原因が分かると、今の自分が対処できる範囲の方法で、無理なく悩みに向き合えるようになっていくと思うのです。
自分を好きになろうとしなくても、まずは自分のことを知っていくこと。
それが、遠回りのようで、一番自然な自分との向き合い方なのかもしれません。