『みんなが持ってるから〇〇買って』にどう対応すればいい?

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 「子どもが『みんなが持ってるから』って物をねだるけど…買わないと可哀想?」という悩みは、多くの親が経験する悩みのひとつです。特に、現代社会では子どもが欲しがる物がすぐに手に入る時代になり、周りの友達と自分の持ち物を比べることが増えます。しかし、親としては、子どものために最良の選択をしたいと思うものの、他の子どもたちと同じものを買ってあげないことに罪悪感を感じたり、「可哀想」と思ったりすることもあるでしょう
 ここでは、「子どもの欲求にどう向き合うか」について、以下の視点からお話しします。


目次
1. 「みんな持っている」の真偽を確認する
2. 欲しい理由を掘り下げる
3. 親の価値観を伝える
4. 購入の判断基準を明確にする
5. 「持たないこと」の価値も伝える
6. 親自身のスタンスを振り返る
まとめ

1. 「みんな持っている」の真偽を確認する
 「みんな」と言われると,親は「クラスの子どものほとんどの子」をイメージしますが,実際には,子どもの「みんな」は「仲の良い数人」という場合が多いです。「みんなって、誰のこと?」(何人?と聞いてはいけません。曖昧な答えしか返ってきません)と具体的に聞いてみると、案外に数人しか挙がらないことがあります。冷静に事実を確認することで、感情的な対応を防げます。
 けれども,子どもは嘘をついているつもりはありません。その状況が子どもにとって,いかに「影響が大きいか」を訴えたいのです。

2. 欲しい理由を掘り下げる
 「それがあるとどんなふうに楽しいの?」「持っていないと困ることがあるの?」と質問し、子どもの気持ちを探ってみましょう。「みんなが持っているから」という理由の裏にある,本当の動機を把握するのです。

 たとえば、物を買って欲しい本当の理由は「友達と一緒に遊びたいから」ということがよくあります。その場合は,物がなくても遊べる方法を一緒に考えます。

・「友達と一緒に遊びたいから」→ 代替手段を考える

・「かっこいいから」→ 本当にそれが必要か話し合う

・「仲間外れになりたくないから」→ 友達との関係性を一緒に考える

 子どもは,この過程で,初めて欲しい物が「本当に必要なものかどうか」について考えが至る場合が多いようです。

3. 親の価値観を伝える
 皆さんも,おそらく「みんなが持っているから」ではなく、「必要だから」「価値があるから」物を買うことが多いのではないでしょうか。物を買う時の家族のルールや価値観を伝えましょう。

たとえば、

「うちでは、必要なものとそうでないものをしっかり考えてから買うよ」

「新しいものを買う時は、今あるもので代用できるか考えるのがルールだよ」

 こうした話をすることで、子どもは「親がどのような考え方をするか」を知ることができます。「他人が持っている」ことが,買ってもらう理由にはならないことや親も欲しい物を何も考えずに買っているわけでないことを知ります。

4. 購入の判断基準を明確にする
 「欲しいものリスト」を作り、一定期間,様子を見ながら考えさせるのも方法の一つです。「本当に欲しいものは1か月経っても欲しいはずだよ」と伝え、時間を置いても欲しがるなら、理由を再確認しましょう。

 また、「自分でお手伝いをして貯めたお小遣いで買う」など、自分で努力して手に入れる経験をさせるのも大切です。この機会に,お小遣い帳の付け方を教えて,お金を貯める経験のきっかけになるかもしれません。

5. 「持たないこと」の価値も伝える
 「みんなと同じ」でなくても、自分は自分という価値観を育てることも大切です。
 「本当に大事なことは、物を持っているかどうかじゃなくて、どうやって楽しく過ごすかだよね」といった視点を伝え、持たないことで得られる楽しさや工夫する力を育てましょう。

6. 親自身のスタンスを振り返る
 「子どもがかわいそうだから」「他の子と差をつけたくないから」と,つい買い与えてしまいそうになりますよね。物の価格が安ければ,買って与えた方が簡単だし,子どもの笑顔も見られます。
 でも、ここで大切なのは、「親が安心するために買う」のではなく、「子どもにとって本当に必要か」を見極めることです。 
 子どもは、親の行動から学びます。親が「本当に必要なものを選ぶ姿勢」を見せることで、息子さんも「何が大切か」を考えられるようになります。

まとめ
「みんなが持っているから買って!」と言われた時の対応
・「みんな」の範囲を確認する → 事実を冷静に見る
・なぜ欲しいのか聞く → 子どもの本当の気持ちを知る
・親の価値観を伝える → 家族としての考え方を共有
・購入の判断基準を持つ → すぐに買わず、時間を置く
・持たないことの価値も伝える → 工夫する力を育てる
・親のスタンスを振り返る → 買い与える理由を見直

 「みんなが持っているから買って!」と言われた時の完璧な親の対応などはありません。家庭や子どもの性格によっても,対応は変わってきます。大切なのは、「子どもと一緒に考えること」です。
 この機会に、子どもと「欲しいもの」についてじっくり話し合い、お互いの価値観をすり合わせてみてください。その対話こそが、子どもにとって最も大きな財産になるはずです。子どもは,このような経験を繰り返しながら,子どもは自己調整力(自分の感情や行動、思考をコントロールする力)を身につけていきます。
 とってもエネルギーのいることですが,このような対応は後から効いてきます。

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