「ゆっくり解説動画」というものを知っている人は、今では少なくないでしょう。デフォルメされたキャラクターにゆっくりボイスという機械音声をあて、決められたテーマについて面白おかしく説明する。ざっくり説明すると、そんな感じです。
このゆっくり解説動画を作りたいという人も、まだまだ少なからずいると思います。その中には動画を作りたいけど上手く作れるか自信がない!と、困っている方もいませんか?
自分は長いことゆっくり解説動画を見てきて、最近では台本作成の依頼を受けることもありました。依頼を受けて作成した台本の数は、現在20本を超えています。
今回はそんな自分が、ゆっくり解説動画の台本を作成する際に注意したいポイントを4つ紹介したいと思います。ぜひ参考にしてください。
■動画全体の論理を組み立てる
これはゆっくりに限らず解説動画として、前提になる話ですね。動画全体の構成次第で、解説のわかりやすさが決まってきます。
解説動画で肝になるのは何と言っても情報。全体の論理を上手く組み立てて、わかりやすく説明することが重要になります。論理展開が崩れていると、動画すべてが破綻してしまうなんて事態にもなりかねません。
情報は動画内で、過不足なく伝える必要があります。視聴者が理解しやすいように、構成を練っていきましょう。動画を作成する前にリサーチを徹底的に行い、情報の裏取りをすることも大切です。
またここで重要になるのが、webライティングの技術です。web上で情報を発信する場合は、必須のスキルになります。ですから動画を作成する前に、軽く勉強しておくのも良いでしょう。PREP法などの基本的な論理展開の型を覚えておくと、視聴者にわかりやすく情報を伝えられるので効果的です。
動画を作る前に、下準備を十分にしておきましょう。時間をかけて準備を行った方が、その後の作業がかえってスムーズになりますよ。
■主語は短くして、最初に持ってくる
2つ目のポイントは、主語を短くして最初に持ってくることです。これはwebライティングの技術のひとつになります。しかし解説動画を作る時は、なお意識してみましょう。
このポイントが重要なのは、画面に表示できる字幕の長さに限界があるからです。長い字幕をいっぺんに出してしまうと、はみ出たり小さくなりすぎたりして、見えにくくなってしまいます。
動画は視覚的にもわかりやすく作りましょう。動画で出す文章は、限られた長さの中で簡潔に説明できることを心掛けます。
そんなテクニックのひとつが、主語を短くし、最初に持ってくること。これによって、文章が簡潔に展開できます。長い前置きの文章は、いちいち覚えてられないですからね。webライティングにおいても、大事なことです。
ただし、これは絶対ではありません。動画の文章全体のリズム感を意識する必要があります。文章が毎回同じような構造だと視聴者が飽きてしまうので、違う形の文章をたまに混ぜてみると良いでしょう。
■1人は動画のテーマに詳しく、もう1人は素人として会話させる
3つ目のポイントは、「1人はテーマに精通しており、もう1人は逆に何も知らないという設定で会話させる」ことです。こうすることで、動画のテーマについて詳しくない視聴者が、説明を聞きやすくなります。
「視聴者の大半は、その動画のテーマに関しては詳しくないから動画を見に来た」。この前提が重要です。そこで登場人物の1人を素人にすると、何も知らない視聴者と同じ目線で話を聞くことができます。視聴者の共感が得やすくなるため、オススメです。
また動画内では、用語などの専門的な内容を説明することが必要になるでしょう。しかし素人の聞き役に疑問を持たせることで、自然な流れで解説を入れることが可能になります。
専門的な知識ばかりを並べていくと、詳しくない視聴者は解説に付いて行けずに疲れてしまいます。そのため難しい用語を使うことはなるべく避け、必要な時だけ解説を交えるようにしましょう。「難しい」の基準は、特に決まっていない場合は「義務教育までの知識でわからないこと」とすると安全です。
どうしても専門用語を入れたい時は、素人側のキャラに「聞き慣れない単語が出てきたけど、それってどういう意味かしら?」などの反応をさせると解説に入りやすいです。動画がうまくまとまりますよ。
■相槌はたくさん入れる
4つ目は、相槌をたくさん入れることです。意識して相槌をさせることで、自然な会話が生まれます。
動画のメインは、当然ですが解説。そのため解説役のキャラの発言が、自然と多くなります。1人が解説し、もう1人が上手く反応して次の解説を誘導する。これが解説動画の基本形です。
しかし解説ばかりさせていると、視聴者は疲れてしまいます。先生が話してばかりいる学校の授業がつまらなく感じるのと、大体同じです。ただひたすらに解説役が話して情報を垂れ流すだけだと、視聴者が飽きてしまいますよ。
これを回避するため、聞き役の反応が大事になります。聞き役が上手く話に入り解説を促すことで、会話にメリハリが生まれるのです。
聞き手はどれくらいの頻度で、反応するのが良いでしょうか?それは人によって感覚の違いがあるので、個人の好みのペースを探していきましょう。例えば自分は解説役が2-5回話したら、聞き役が1-2回セリフを入れるというペースを交互にやっていくのが良いと考えています。
相槌も会話に変化を生み出す工夫のひとつ。程よく相槌を入れることで、会話のメリハリが強調されて自然な会話にもなります。自然な会話の中で解説を入れていくと、説明がスッと頭に入っていきますよ。視聴者が最後まで楽しく見られるように、飽きない動画づくりを心掛けましょう。
■まとめ:詳しく知らない視聴者に、わかりやすく説明することを意識しよう
解説動画は、動画のテーマについて詳しくない視聴者が知るために見るものです。そのため必要なのは、そんな視聴者にもわかりやすく動画を見てもらえる工夫をすることです。
論理を上手く組み立て、簡潔な文章で説明し、相槌を入れる。また視聴者と同じ目線で会話できるように、登場人物の1人を素人として設定する。他にも考えられる工夫はたくさんありますが、細かな気配りを交えていくことでわかりやすい動画ができますよ。
あとは動画を投稿しながら、より良い動画を作っていきましょう。投稿してみないとわからないこともありますので、トライ&エラーで改善していくことが重要です。皆さんもぜひ、わかりやすく面白い解説動画を作ってくださいね。
今回はここまで。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。