キャリアの捉え方|プロンプトではなく、問いの力

キャリアの捉え方|プロンプトではなく、問いの力

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おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「プロンプトではなく、問いの力」についてです。

AIに質問を投げれば、瞬時に答えが返ってくる時代になりました。同じAIツールを使っているはずなのに、得られる答えの質に差が出る場面を見かけることがあります。その差は、プロンプトの技術だけによるものではないように思います。

言葉にする力が、まず問われる

質問を投げる前に、自分が本当は何を知りたいのか、何につまずいているのかを、自分の中で言葉にできているかどうか。ここに、差が生まれることがあります。例えば、「業務効率化の方法を教えてください」という曖昧な質問だと、一般論にとどまった回答しか返ってこないことがあります。一方で、「今の業務量だと優先順位がつけられず、残業が増えている。スケジュール調整の具体的な手順を教えてください」というように、自分の状況を具体的に言葉にして投げかけると、自分にとって本当に役立つ答えが返ってくることがあります。

この違いは、プロンプトの技術が意味を持たないということではないと思います。むしろ、その技術を活かすためにも、前提となる「自分が何に困っているか」という言語化が欠かせないのだと思います。そして、AIにどう質問しようかと考えている時間そのものが、実は自分との対話になっていることがあります。何がわからないのか、何に困っているのかを言葉にしようとするだけで、頭の中がすでに少し整理されていく。そんな経験をお持ちの方も、多いと思います。

問いを立てることは、キャリア相談にも通じる

キャリア相談の場面でも、相談者の方が最初から自分の悩みを明確な言葉で話せることは、多くありません。「なんとなくモヤモヤしている」という状態のまま、相談にいらっしゃる方も少なくありません。キャリアコンサルタントの役割は、答えを渡すことではなく、相談者自身が本当は何に困っているのかを、一緒に言葉にしていく過程を支えることなのだと思います。AIが普及していく中でも、この「問いを一緒に立てていく」というプロセスの価値は、むしろ増していくように思います。

おわりに

AIがどれだけ進化しても、問いそのものが曖昧なままでは、良い答えに辿りつくことは難しいのだと思います。プロンプトの技術を学ぶ前に、まず自分の状況や気持ちを言葉にしてみること。それこそが、AIとも、人とも、うまく付き合っていくための出発点になるのだと思います。

「自分の考えを整理したいけれど、どこから手をつければいいかわからない」というときは、言葉のプロや第三者に話してみるのも一つの手段です。思考を整え、あなた自身の「本当の問い」を一緒に探していくお手伝いができれば幸いです。

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