キャリアの捉え方|ギャップの、内訳

キャリアの捉え方|ギャップの、内訳

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おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「ギャップの、内訳」についてです。

マイナビキャリアリサーチLabの2026年卒大学生就職意識調査によりますと、就職先を選ぶ際に重視するポイントの1位は「安定している会社」で51.9%。7年連続で1位となり、今回はじめて5割を超えたということです。2位は「給料が良い会社」25.2%、3位は「やりがいのある仕事ができる会社」23.5%と続きます。

一方で、同じくマイナビキャリアリサーチLabが2025年10月に行った、2025年卒の入社半年後調査もあります。就職活動をしていた頃、入社予定先への満足度が高かった方(満足度4・5)は91.2%だったのに対し、入社半年後の勤務先満足度は78.0%まで下がっていた、という結果でした。理想を描いて選んだ会社でも、実際に働き始めると、就職活動中には見えていなかったものが見えてくる。その結果、入社前と入社後で、会社への見方が変わることはあるようです。

こうした理想と現実の差は、一般的には「ギャップ」と呼ばれ、あまり良い意味では語られません。私自身、これまでのご相談の中で、「思っていたのと違った」「こんなはずじゃなかった」という言葉を、幾度となく耳にしてきましたし、私自身もそう感じて今も生きています。

ただ、株式会社Synergy Careerが2023年に、23卒の社会人117名を対象に行った調査を見ていて、少し立ち止まりました。入社前後でギャップを感じた方は78.6%にのぼるのですが、その内訳を見ると、59%はポジティブなギャップ、41%がネガティブなギャップだった、ということです。ギャップという言葉には、なんとなく悪いイメージがついてまわりますが、実際には、半数以上の方が、良い方向のギャップを経験していらっしゃる。

だとすれば、ギャップそのものは、避けるべきものというより、誰にでも起こり得る、ごく自然な出来事なのかもしれません。本当に見つめるべきなのは、ギャップがあったかどうかではなく、そのギャップの中に、何を見つけられたか、というところにあるような気がしています。

もちろん、ネガティブなギャップの中には、簡単には受け入れられないものもあります。それは「慣れれば大丈夫」と片づけてよいものばかりではありません。それでも、最初は「思っていたのと違う」と感じたことが、時間が経つにつれて、自分の学びや経験になっていくこともあります。

楽になりたいと願う気持ちの手前には、いつも、小さな苦労がそっと寄り添っているものだと、私は思っています。でも、その中でもひっそりとポジティブなギャップは潜んでいます。

あなたが今、抱えているギャップは、本当に、遠ざけたいだけのものでしょうか。それとも、案外、幸運を運んできてくれるものでしょうか。日ごろから、なるべくならば、ポジティブなギャップを見つけて生きていけるといいですね。

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