キャリアの見つめ方|蜘蛛の巣理論

キャリアの見つめ方|蜘蛛の巣理論

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おはようございます。2級キャリアコンサルティング技能士|合同会社たお代表の工藤でございます。今日のテーマは、「蜘蛛の巣理論」についてです。

幼い頃でも、蜘蛛の巣を、じっくり眺めた記憶はありますか。蜘蛛の巣は、中心から外側へ向かって、何本もの糸が放射状に伸びています。そして、その糸と糸をつなぐように、輪を描く糸が張り巡らされています。さらにじっくりと、蜘蛛の巣を眺めていると、一本一本の糸よりも、糸同士がつながっていることに目が向きます。――私は、キャリアもこれと似ているところがあると思っています。

一本の糸に、人生を預けない

一つの資格、一つの会社、一つの役割。――それだけに自分の人生を預けてしまうと、その糸が切れたとき、支えるものがなくなってしまいます。ある日突然、会社の状況が変わる。時に、資格の位置づけが変わる。気が付けば、ライフステージが変わる。そうした生活での変化は、誰にでも起こりうることだと思います。

だからこそ、一本の糸だけに頼らず、あらかじめ何本かの糸を編んでおく。そんな考え方も、キャリアには必要になってくるのかもしれません。

糸を増やし、糸を太くする、そして糸と糸をつなぐ

でも、「いろいろな糸を持っておく」と聞くと、広く浅くなってしまうのではないか、と心配に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、糸を増やすことと、今ある糸を太くしていくことは、両立できることだと思います。

これまで積み重ねてきた専門性という糸を太くしながら、そこから新しい糸を少しずつ増やしていく。深めることと、広げること。この二つは、相反することではないと思っています。さらに、私は、糸の本数よりも大切なことがあると思っています。それは、糸と糸が、どうつながっているかです。

資格と実務経験。学びと人とのつながり。仕事と趣味。会社員としての経験と、個人としての経験。それらの一本一本はバラバラに見えても、それがつながったとき、一本の糸だけでは持てなかった意味を持ち始めます。まさに、これまでの経験を、ただ数として増やしていくのではなく、つなぎ直しながら編んでいく。私は、これがキャリアを形づくっていくことなのだと思っています。

必要なら、編み直す

蜘蛛は、状況に応じて巣を編み直すことがあるようです。キャリアも、一度決めた形をそのまま守り続ける必要はないのだと思います。今持っている糸を活かしながら、新しい糸を足していく。糸が切れた。それ自体が問題とは限りません。そこから、どの糸とつながり直すのかを考えていけばいいのだと思います。

おわりに

強いキャリアとは、切れない一本の糸を持つことではなく、一本が切れても、別の糸とつながりながら、また編み直せるキャリアなのかもしれません。

あなたのキャリアという巣には、今、どんな糸が張られていますか。その糸と糸は、どんなふうにつながっているのか。少しじっくりと眺めてみるのも面白いのかもしれません。

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