ジャンルが違えば、表紙の正解も変わる
記事
デザイン・イラスト
「なんだか、しっくりこない」
テンプレも整っている。
文字もきれい。
色も悪くない。
それでも違和感があるとき、
実は多い原因があります。
それは――
ジャンルと表紙の雰囲気が合っていないこと。
同じ“きれい”でも、求められる空気は違う
たとえば、
・自己啓発系なら、前向きさや力強さ
・実用書なら、分かりやすさや信頼感
・エッセイなら、やわらかさや共感
読者が無意識に求めている「空気」は、
ジャンルごとに少しずつ違います。
ここがズレていると、
内容が良くても
「なんとなく違う」と感じられてしまいます。
ズレは“センス”ではなく“視点”
よくあるのは、
・自分の好きな雰囲気で作る
・流行っているデザインを参考にする
・おしゃれさを優先する
どれも間違いではありません。
でも、
読者が探している“安心感”と
違う方向に寄ってしまうと、
選ばれにくくなります。
これはセンスの問題ではなく、
「誰のための表紙か」を先に決めていないだけです。
読者は「ジャンル保証」を探している
読者は本を選ぶとき、
「このジャンルの本っぽいか?」
を、ほんの一瞬で判断しています。
これを私は
“ジャンル保証” と呼んでいます。
・それっぽい色
・それっぽい文字の雰囲気
・それっぽい余白
これが揃っていると、
読者は安心してタップできます。
逆に、
少しでも外れると
「今回は違うかな」とスルーされてしまうことも。
整える前に、まず決める
デザインを直す前に、
一度だけ考えてみてください。
この本は――
・背中を押す本?
・寄り添う本?
・教える本?
・体験を語る本?
ここがはっきりすると、
色も文字も自然と決まっていきます。
表紙は飾りではなく、
読者への最初の約束です。
次回は「安心させる表紙」
最終回では、
なぜ表紙は
「売り込む」より
「安心させる」ほうが選ばれるのか。
その理由をお話しします。
がんばって目立たせるより、
整えるほうが効果的な理由。
ここを知ると、
表紙づくりが少し楽になります。