このブログでは、ペットと暮らすお一人暮らしの方に向けて、日々の暮らしの中で感じる不安や悩み、もしもの備えについてお話ししています。
いつかその日が来ることは、わかっている。
けれど、考えたくなくて後回しにしてきた。
その気持ちは、とても自然なことです。
考えたところで悲しくなるだけだし、まるでお別れを現実として受け入れるようで、どうしても踏み出せませんよね。
でも、いざそのときが来ると、想像以上にこころも身体も動かなくなってしまいます。
必要なことを調べるだけでも苦しい。
電話一本かけることさえ、大きな負担になります。
特に一人暮らしの場合、すべてを一人で抱え、一人で動かなければなりません。
元気な今のうちに少しだけ整えておくことは、お別れを早めることではありません。
大切な備えであり、未来の自分を助けてくれる「ゆとり貯金」になります。
■ ターミナル期に考えておくこと
状態が落ち着かなくなってきたら、かかりつけ医に「これからどう向き合うか」を相談してみましょう。
・治療を続けるか
・苦痛を和らげる緩和ケアに切り替えるのか
答えは一つではありませんし、正解もありません。
どんな選択をしても、「もっとこうしてあげればよかった」という思いは残るものです。
だからこそ、突然迫られて決めるのではなく、少し前からこころの準備をしておくほうが、後悔を減らすことができます。
仕事をどう調整するか、側にいられる時間をどう確保するかも、できる範囲で早めに考えておきたいところです。
■ 旅立ちの後に必要な準備
ペットが旅立った後、まずは体を安置するための準備が必要になります。
・保冷剤
・棺(ダンボールなど)
これらをあらかじめ手元に用意しておくだけで、悲しみの中で慌てずに済みます。
また、火葬をどこへ依頼するのか(ペット霊園か、移動火葬車か)の連絡先と、費用の目安を事前に調べておきましょう。
それだけで、その日の負担はずいぶん軽くなります。
■ 見送ったあとの自分を助ける備え
見送ったあと、多くの人は想像以上に疲れ果ててしまいます。
気力が落ちた状態では食事の準備も負担になり、何もする気になれなくなる人もいます。
元気な今のうちに、以下のような「自分のための備え」も少しだけ用意しておくと安心です。
・日持ちする食料のストック(買い出しや調理の手間を減らし、体力を守るため)
・頼れる人や相談先の連絡先の整理(一人で抱え込まず、きつくなったときにすぐ連絡できるようにするため)
その日が来てほしいと思う人はいません。
それでも、備えがあることで救われることがあります。
見送る日の準備は、死を待つためのものではありません。
ペットとの最期の時間を、少しでも穏やかに、大切な時間のまま過ごすための準備です。