シュヴァイツァー:神学者、哲学者、オルガニスト。ノーベル平和賞受賞。アフリカでキリスト教布教活動と医療活動を行い、「密林の聖者」「オガンガ」(命を与え、奪う者。麻酔を使ったからです)と呼ばれました。
生命への畏敬:シュヴァイツァーは全ての生命には生きようとする意志が見出されるとし、全ての生命を尊重する「生命への畏敬」を倫理の根本原理とし、あらゆる生物の命を尊ぶことが人間の責任だと説きました。
ガンディー:インド独立の父。「マハートマー」(偉大なる魂)という称号で呼ばれますが、これはインドの詩聖タゴールから贈られたとされるガンディーの尊称です。自らの政治運動においてサティヤーグラハ(真理把持)の理念を掲げ、これはアヒンサー(不殺生)とブラフマチャリヤー(自己浄化)を実践することで実現するとしました。こうした平和主義的手法は植民地解放運動や人権運動に大きな影響を与え、マーティン=ルーサー=キング=ジュニア、ダライ=ラマ14世等がガンディーに倣ったと表明しています。
マーティン=ルーサー=キング=ジュニア:アメリカのバプテスト派の牧師で、ガンジーの非暴力的抵抗の教えに共感し、アフリカ系アメリカ人公民権運動の穏健派の指導者として非暴力差別抵抗活動を展開しました。「I Have a Dream」(私には夢がある)の一節で知られる有名な演説を行い、ノーベル平和賞を受賞しています。
「私には夢があるのです。いつの日かジョージアの赤土の丘の上で、昔の奴隷の息子たちと、昔の奴隷主の息子たちが、兄弟として一緒にテーブルにつくことができるような日のくる夢が。
私には夢があるのです。いつの日か不正と抑圧の熱気のために荒廃した州ミシシッピ州でさえも、自由と正義のオアシスに変貌するような夢が。
私には夢があるのです。いつの日か私の幼い四人の子供たちが、皮膚の色によってではなく、どんな内容の人間かということによって評価される国に住むようになる夢が。
私には夢があるのです。いつの日か、今は知事の唇が(連邦政府の)介入拒否と州権の主張で満たされているアラバマ州で、情勢が変わって幼い黒人の少年少女たちが、幼い白人の少年少女たちと手を結びあい、兄弟姉妹として一緒に仕事ができる環境ができるようになる夢が。
私には夢があるのです。いつの日かあらゆる谷間は高められ、あらゆる丘や山は低められ、凸凹の場所は平らにされ、曲がりくねった場所は真っ直ぐにされ、神の栄光が輝いて、あらゆる生き物が一緒にそれをみるようになるという夢が。
それが私たちの願いなのです。」
ラッセル:イギリスの数学者・哲学者・平和運動家。名付け親は功利主義者にして経済学者のジョン=スチュアート=ミル、師は「西洋の全ての哲学はプラトン哲学への脚注に過ぎない」と喝破した哲学者・数学者ホワイトヘッド、友人に物理学者アインシュタイン、弟子に分析哲学者ウィトゲンシュタインがいます。数学分野ではホワイトヘッドとの共著『プリンキピア・マテマティカ』(『数学原理』)や「ラッセルのパラドックス」で知られ、ノーベル文学賞も受賞しています。
ラッセル-アインシュタイン宣言:1955年。核戦争によってもたらされる人類絶滅の危機を回避するため、ラッセルとアインシュタインらは核兵器廃絶を訴え、平和に対する科学者の責任を説きました。
マザー=テレサ:カトリックの修道女で、修道会「神の愛の宣教者会」の創立者です。36歳の時にダージリンに向かう汽車の中で、「全てを捨て、もっとも貧しい人の間で働くように」という啓示を受け、貧民街に学校を建てたのを最初に、路上で死にそうになっている人を連れて来て最期を看取るための施設「死を待つ人々の家」の開設や、孤児のための施設「聖なる子供の家」を開設します。キリスト教に基づく人間愛や社会的弱者への共感を背景として、インドで孤児や病人に対する救済活動に生涯を捧げ、ノーベル平和賞を受賞しました。
「この世の最大の不幸は、貧しさや病ではありません。 誰からも自分は必要とされていないと感じることです」
「最大の罪は愛と憐れみを持たないことです。」
動物実験をする際に配慮すべき原則(3R):Reduction(動物使用数の削減)、Replacement(動物実験の代替手段への置換)、Refinement(動物が受ける苦痛の軽減)。