語法・意味内容による動詞の分類

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●語法における分類
 be動詞と一般動詞の語法に大きな違いがあることは、疑問文の作り方などに確認することができます。
【be動詞】「be動詞+主語」の語順になります。
【一般動詞】文頭にdo(does, did)を置き、「do+主語+動詞の原形」の語順となります。

●意味内容における分類
【be動詞】元々「存在」を表わす代表的な動詞ですが、やがて、単に「~である」という意味を表わす「連結動詞」として機能するようになりました。be動詞の後には主語と全く「等価」なものが来る場合と、主語の性質・職業など「属性」を表わすものが来る場合とがあります。
【状態動詞】一般動詞はさらに「状態動詞」(stative verb)と「動作(動態)動詞」(dynamic verb、あるいは「非状態動詞non-stative verb」)に分類されます。この2つは意味的にも統語的にも異なっており、「状態動詞」は主語の「状態」に力点を置き、「動作動詞」は主語の「非状態性」「動き」に重点を置いていると考えられます(もちろん、haveのように両方の意味を持つ動詞もあります)。また、「状態動詞」と「動作動詞」の大きな違いとして、「状態動詞」は「状態」を表わしているので通例「進行形」にすることができないこと(「一時的状態」なら可能です)、「意志」ではどうすることもできないから命令文を作ることができないことなどが挙げられます(もちろん、例外はあります)。ちなみに従来、「状態動詞」として一括して扱われてきたbe動詞は、We are being flooded with inquiries.(目下、問い合わせが殺到している)のように「一時的状態」を表わす場合は「進行形」にすることもできますし、Be quiet.(静かにしなさい)のように命令文を作ることもできます。
「状態動詞」には大きく分けて次の3種類があります。
(a)「一般的状態」を表わす動詞~belong to, consist of, resemble, differなど。
(b)「心理状態」を表わす動詞~like, lobe, hateなどの好悪を表わすものや、think, knowなどの思考・認識を表わすものが入ります。
(c)「知覚」に関する動詞~see, hear, look, sound, feel, taste, smellなど。
【動作動詞】「動作動詞」には大きく分けて次の3つがあります。
(e)「到達動詞」(achievement verb)~「完了的な瞬間動詞」で、reach, arrive, leaveなどの「往来発着」系やslip, drop, die, winなどの「瞬間的事象」を表わすものなどがあります。
(f)「達成動詞」(accomplishment verb)~「完了的な継続動詞」で、make, build, read, assembleなど、時間がかかるが「完了」を意味します。
(g)「活動動詞」(activity verb)~「未完了的)な継続動詞」(動作が妨げられない限り、いつまでも続けられ、終わりが無いイメージがある)で、drive, run, push, smokeなどがあり、時間の長さもあり、完了の意味はありません。
ところで、従来、「目的語」を必要としない「自動詞」(「補語」を必要としない「完全自動詞」と必要とする「不完全自動詞」)と、「目的語」を必要とする「他動詞」(目的語を1つ取る「完全他動詞」、2つ取る「授与動詞」、「目的語」以外に「補語」を必要とする「不完全他動詞」)という分類がなされてきましたが、実際にはほとんどの動詞に「自動詞」の意味・用法と「他動詞」の意味・用法があり、これは「動詞の分類」ではなく、「動詞の用法の分類」とされます。もちろん、動詞によって、「自動(詞)用法」が主のものと、「他動(詞)用法」が主のものと、両方とも頻繁に使用されるものがあるわけです。あるいは、全ての「動詞」には「他動詞性」「他動性」があり、「動作対象」(目的語)が主語自体である場合が「自動詞」(これをさらに明確化・強調する場合、再帰代名詞を目的語として取ります)で、他に向かう場合が「他動詞」となると見る場合もあります(英語でも「自動詞intransitive verb」は「他動詞transitive verbではない動詞」と表現されます)。
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