「動詞」の分類について

記事
学び
 ここで改めて問われるのが、「自動詞」「他動詞」の定義です。これは本来、動詞の分類ではなく、「動詞の用法」の分類であり、自動詞は動詞の「自動詞用法」、他動詞は動詞の「他動詞用法」と分類するのが正しいとされます(さらに正確に言うと、「自動用法」「他動用法」と言った方がいいかもしれません)。例えば、openという1つの動詞の中に自動詞用法と他動使用法が含まれていますが、このように両方の用法を持っている動詞は「能格動詞」(ergative verb)と呼ばれており、数百語あると見られていますが、主要動詞は大体120~140個ぐらいなので、ほぼほとんど全ての動詞に当てはまると言ってもよいでしょう(極端なことを言えば、makeのように、5文型の全ての文例を作ることができる動詞も無いわけではありません)。
 この観点に立つと、動詞には意味的に「動作動詞」と「状態動詞」に区分され、「動作動詞」には「自動用法」と「他動用法」の2つがあって、厳密に言えば「自動用法のみのもの」「他動用法のみのもの」「自動用法も他動用法も両方共持つもの」の3種類があることになり、現実的にはほとんどが「自動用法も他動用法も両方共持つもの」となります。
したがって、「状態動詞」はいわゆる「自動詞」ではないと結論づけられるわけですが、ここで言う「状態動詞」とは、通例「命令形にできない」「進行形にできない」といった特徴を持つ狭義の「状態動詞」ではなく、いわゆる第2文型を形成する「状態を表わす動詞」「状態の変化を表わす動詞」「外見を表わす動詞」「知覚動詞」の4つを指します。広義の「状態動詞」と言ってもいいでしょう。
①状態を表わす動詞(「~である」)
(1)beのグループ~be, lie, sit, standなど。
(2)keepのグループ~continue, hold, keep, remain, stayなど。
②状態の変化を表わす動詞(「~になる」)
 become, come, get, grow, make, turn, fall, go, runなど。
③外見を表わす動詞(「~に見える」)
 appear, look, seemなど。
④知覚動詞(「~と感じる」)
 feel, smell, sound, tasteなど。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す