ところが、She acted strangely.やMother is out.のような文を見ると、actは自動詞であるものの、やはり「どのようにふるまったのか」といった語が必要であると思われ、あるいはoutは副詞であるから補語ではないと見なされるものの、「Mother=outの状態にある」と考えられるので、「主格補語」と同じに見ることができてしまうのです。そこでbe動詞と結合した場合は「形容詞」とも見られるという解釈や、「副詞」を新たな要素として取り込み、文型を拡大するという展開も成り立ちますが、むしろ、「補語」の概念を拡大した方が説明しやすいと思われます。
したがって、She acted strangely.やMother is out.などの文章も、「5文型理論」で第1文型と見るのではなく(これは意味的に無理があります)、「7文型理論」で言うSVAとして見るのでもなく(そもそも「付加語」と「補語」は多分に重なります)、第2文型SVCとして見るべきとなります。liveなども「どういう状態で生きているか、住んでいるか」という「副詞(句)」を伴うのが普通なので、これを「状態語」と見て、第2文型SVCと捉える方が分かりやすいですね。「修飾語」と「状態語」の違いは、無くても文意上支障が無いのが「修飾語」(より詳しい説明をする)で、無いと文意上完結しないのが「状態語」(そもそも「状態動詞」は「状態」を表わす語を必要とします)と見ることができます。こうすると、She put the book on the desk.はSVOAではなく、SVOCとなります(「the book=on the desk」、あるいは「the book is on the desk.」の状態にputしたと見ることができます)。