「述語動詞」の概念拡張について

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 Vは「述語動詞」を指すとされます。
He looked at her.
He looked up to her.
He looked down on her.
 以上は「5文型理論」では第1文型として分類されます。しかし、in the kitchenなどと違い、この場合の「前置詞」は後に来る「名詞(句)」を目的語として規定するというよりも、明らかに前の動詞と連結して、動詞の意味を規定していると思われます。したがって、「動詞」がVなのではなく、「述語」「動詞(相当)句」がVであると見るべきで、この場合、look自体は「自動詞」であっても、明らかに前置詞や副詞と「他動詞句」を形成していると見る方が妥当なので、いずれも第3文型SVOと考えるべきでしょう。take it offなどもtake offが「他動詞句」として機能し、itが目的語になっていると思われ、stand upやget upといった「自動詞+副詞」句も「自動詞句」として見るべきとなります。
 さらに「修飾語」として「形容詞句」「副詞句」を形成する「前置詞」と、「動詞」に連結して「動詞句」を形成する「前置詞」(これはむしろ「後置詞」と呼ぶべきです)を区別する必要があり、両者を一括した概念として「連結詞」「付置詞」「付加詞」を創出し、その中に「名詞」を目的語として持ち、「修飾語」を形成する「前置詞」と「動詞」に連結する「後置詞」があると見た方が分かりやすいと言えるでしょう。
 この「動詞句」の観点に立つと、provide A with Bやtell A to B(=tell B A)なども「直接目的語」「間接目的語」(「直接目的語」を「対象語」、「間接目的語」を「目的語」と言ってもいいかもしれません)の2つを必要とする「他動詞句」として捉えることができます(あるいは、通常「副詞句」と見なされる「前置詞句」を「名詞句」と見なす考え方も英語学的には成り立ちます)。すなわち第4文型、SVOOの形成です。
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