「時制」~過去・現在・未来の「三分法」、過去・現在と未来の「二分法」
「過去」と「現在」は動詞の「活用」(conjugation)で表わす~「過去」「現在」は「決定」「確定」であり、一種の「定言」です。
「語形」(word forms)~「原形」(命令法、不定法で使用)、「現在形」(3人称単数形以外は原形と同形)、「過去形」の3種類を1単語(word)と見なします。「過去分詞」「現在分詞」はそのままでは「法」も「時制」もなく、述語動詞としては使えないので、前3者とは区別されます。
「未来」は「助動詞」を使って表わす~「未来」は「不確定」「未確定」であるので、「概言」表現となります。
<日本語の場合>
【過去】私は行った(助動詞で示される)。
【現在】私は行く。
【未来】私は明日行く(動詞は変化せず、副詞で表わす)。私は行くつもりだ、行くだろう(動詞は変化せず、助動詞などの付加語で表わす)
●動詞(する、~である)の意味に沿う限り、「時制」は現在と過去しかなく、いわゆる未来なるものは「概言」の範疇にあると言ってよいでしょう(真理や確定的未来・予定は現在形で語られます)。これは「時間観念」を示すものと思われる。この観点で言えば、日本語には「現在」しかないと言えるかもしれません(「過去は水に流す」「人のうわさも75日」ということわざはここから来ているかも)。