必要な英単語数についての諸説

記事
学び
(1)オグデンとリチャーズという言語学者が研究の結果、「イギリスでの日常会話の九五パーセントまでは、わずか七五〇語の単語で行われている。」と発表したのです。そして、これをBasic English「基本英語」と名づけました。
  さらに興味あるのは、「動詞としては、十六でじゅうぶんである。」という言葉です。十六のvital verbs「必須動詞」と名づけられた単語をあげますと、be, have, go, come, get, make, give, keep, let, put, say, see, seem, send, take, doです。
  ぜんぶ中学校で習っているはずです。日本人なら七五〇語どころではなく、何千語の英語を知っています。さらに、外来語として日本語化したものも多いので、その数はもっと増えます。となると、英単語の知識に関するかぎり、英米人と日常会話をするために、これ以上覚える必要はありません。・・・
  「基本英単語七五〇語」を基礎に、あとはその活用法を学ぶ方がいいという私の考えは、けっして低級なカタコト英会話のすすめではありません。それでりっぱに通用する英語のすすめであり、しばしば「よい英語」を語り、読むことができるのです。(『竹村健一英語教室』竹村健一、光文社)

(2)本書執筆のために、あらためて過去の入試問題をつぶさに調べて確認できたのは、受験生がどこの大学を受けようと、どこでも繰り返し出題される、いわば“常連”の単語があり、それらを含め受験において必要とされる単語は、おのずから決まっているということでした。その数はおよそ1800語で、それだけ知っていれば、いかなる問題が出てもまずは大丈夫なのです。(『奇跡の英単語・受験版 入試に出る1800語』長崎玄弥、祥伝社)

(3)最も効果的な「読み方の学習法」を解剖すれば、実は「単純な文法」と「基本語彙」だけなのです。つまり、これまでの英語学習を<読んで、理解する>という視点で見直すだけでいいのです。
「むずかしいテキストは文法もむずかしい」という大誤解!
  誤解されているようなのですが、やさしいテキストがやさしい文法で書かれ、むずかしいテキストがむずかしい文法で書かれるなんてことはけっしてないのです。テキストの書き手は文法を選ぶなんてことはできないのです。テキストの書き手には英文法というひとつの文法しか存在せず、この書き手が選択できるのは、どんな語彙と表現(言いまわし)を用いるかということだけなのです。そして、書き手が自分で選んだつもりのこの語彙や表現も、文法という枠を離れては、何の意味ももたないことになります。
  次に、私たちがテキストを読んで「やさしい」あるいは「むずかしい」と感ずるのは、多くの場合、文法のむずかしさではなく「内容のむずかしさ」に深く関わっていることを忘れてはなりません。いくら英文法に精通していても、自分が理解できないことが書かれているテキストを理解することはできません。
あらゆる英文の97%は「5900語」で書かれている!
  <読んで、理解する>ために必要な語彙の数は、およそ5900。一見たいへんな数ですが、高校レベルの基本語彙です。無数にある語のうちの5900語だけで、どんなテキストでも97%以上はカバーされてしまうのです。・・・たとえば『ジーニアス英和辞典』(大修館)は、見出し語を次のようにランクづけしています。
Aランク 中学基本語 約1100語
Bランク 高校基本語 約3500語
B′ランク 高校準基本語 約1300語
Cランク 大学教養・一般に必要な語 約7200語
Dランク Cに次ぐ頻度の語 約17000語
Eランク その他の語 約45000語
  A,B,B′ランクの語は、ほぼ大学受験に必要な語に相当するので、熟語も大学受験用の熟語集に載っている熟語を覚えればほぼ基本的な熟語を覚えたことになるといっておきます。数量的にはおよそ1000~1500個といったところでしょうか。(『道具としての英語 新・読み方編』別冊宝島171、JICC出版局)
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら