ベトナムで暮らしを始めるにあたって

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最近、日本においてベトナムの認知度が高まっているように感じられます。ココナラでも、ベトナムに関する情報提供の依頼が増えてきました。ベトナム料理や観光地は日本でも人気ですが、実際に住んで働くとなると、もっと具体的な情報が必要ですよね。そこで今回は、ベトナム人である私が、基本的な情報をいくつかご紹介します。これからベトナムでの生活や仕事を考えている方の参考になれば幸いです。

1. ベトナム概要

• 総人口: 約1億人(2023年3月時点)
• 世界ランキング: 人口規模では世界第15位
• 平均年齢: 約33歳
• ベトナム語には、北部、中部、南部で発音が異なる(一般的に、ハノイ周辺で話される北部方言が標準的なベトナム語とされている)

2. ベトナムのビジネス文化


ベトナムでは、接する人が、一般の人なのか、それとも日本や日本語に詳しい人なのかによって、対応が変わってくることがあります。日本の文化や言葉に詳しい人は、より日本人のように適切な対応をしてくれることが多いです。

• 年齢や地位を大切:ベトナムでは、年齢や地位をとても大切にします。年上の人には敬意を払い、丁寧な言葉遣いやふさわしい呼び方をするだけでなく、態度でも敬意を示します。役職が上の人に対する敬意は、日本と似ています。部下は上司に従い、敬意を払うのが一般的です。ただし、上司と親しい間柄であれば、多少フランクに接することもあります。いずれにしても、ベトナムではじめて仕事する人は、年上の人や役職が上の人には、常に適切な敬意を払うようにしましょう。
• 家族を大切し仕事に持ち込む傾向がある:ベトナム人は家族をとても大切にします。仕事とプライベートをきっちり分けるというよりも、家族との繋がりを仕事にも持ち込む傾向があります。例えば、会社の飲み会や顧客との会食の予定も、パートナーに事前に伝えるのが一般的です。また、同僚からの飲みの誘いを断る時も、「妻が家で待っているから」や「子どものお迎えがあるから」など、家族を理由にすることが多いです。

家族がそれだけ大切な存在だからこそ、ベトナムの企業の中には、従業員とその家族の交流を深めるためのイベントを企画するところもあります。社員旅行に家族を招待したり、子どもの日にお子さんへのプレゼントを用意したりと、家族みんなで楽しめる機会を提供している企業もあります。

• 笑顔: ベトナム人はよく笑いますので、職場では明るく笑顔でいるように心がけましょう。親しみやすい雰囲気で接すれば、きっとみんなに好かれます。

• パーティーやイベントが大好き:ベトナム人は、集まってパーティーをするのが大好きです。忘年会はもちろんのこと、業績の良い会社では、月に1、2回ほど、社員同士でレストランなどで食事会を開くことも珍しくありません。また、10月20日の「ベトナム女性の日」や3月8日の「国際女性デー」には、盛大に女性社員を祝うイベントが開催され、プレゼントや食事が振る舞われます。さらに、社員全員の誕生日を祝う習慣がある会社も多く、そのため、人事部は人材管理だけでなく、社内イベントの企画・運営も重要な役割を担っています。

• ベトナム人は時間にルーズだという印象がありますが、最近は以前に比べて改善されてきているようです。しかし、日本人と同じように時間をきっちり厳守するまでには至っていません。

• ベトナム人は規律意識がやや希薄で、会社のルールを厳格に守らない傾向があります。遅刻や早退、家庭の事情での急な休みなども珍しくありません。しかし、だからといって職場が無秩序というわけではなく、社員たちはルールを守ろうと努めています。ただ、違反も少なくなく、黙認されることも多いのが現状です。

3. ベトナムでの一般的な生活で気を付けた方がいいこと

交通
• バイクの多さ: ベトナムではバイクが主な交通手段であり、交通量が多く、運転マナーも日本とは全然違います。道路横断時は、バイクが止まってくれることはほとんど期待できません。そのため、常に周囲に注意を払い、バイクの動きをよく確認しながら、ゆっくりと安全に横断しましょう。
• 交通ルール: 交通ルールは存在しますが、必ずしも厳守されているとは限りません。歩行者優先の意識も薄いため、常に周囲に気を配り、安全を確保することが重要です。
衛生面
• 生水: ベトナムの水道水は飲めません。飲料水はミネラルウォーターを購入するか、煮沸して飲むようにしましょう。また、生野菜にも注意が必要です。
文化・習慣

チップ:一般的に不要です。

その他
• スリ・置き引き:少ないと思いますが念のため、 観光地や人混みでは、スリや置き引きに注意が必要です。貴重品はしっかりと管理し、不用意に持ち歩かないようにしましょう。

• 気候: ベトナムは熱帯気候であり、高温多湿です。特に夏季は熱中症に注意し、こまめな水分補給を心掛けましょう。ただし、ハノイがある北部に住む場合は、日本と同じように四季があります。冬は日本ほど長くはありませんが、それでもかなり冷え込むので、暖かい服装を用意しておくと安心です。一方、ホーチミンがある南部は一年を通して温暖な気候なので、暖かい服装は特に必要ありません。しかし、ベトナム国内を旅行する予定がある場合は、念のため持っていくと良いです。

4.  ベトナム人と働く際に知っておくといいこと

• 家族を非常に大切にするベトナム人と話す際は、両親や兄弟姉妹、配偶者、子供のことを話題にするのは良いです。

• 日本人のように遠回しな言い方をせず、直接的な物言いをする傾向があります。例えば、同僚が浮かない顔で出社してきた場合、「彼女に怒られたの?」「奥さんに叱られたの?」などと気軽に尋ねることもあります。

• ベトナム人女性は強いです。夫を立てるというよりは、夫がどこへ行くにも、何をするにも妻に連絡するケースが多いです。そのため、会社では同僚が「彼は恐妻家だ」「奥さんに怒られたのかな」といった話題で盛り上がることもあります。また、ベトナムでは、企業で高い役職に就いている女性、または取締役を務めている女性の割合が非常に高いです。

• 年齢、婚姻状況、独身状況をよく尋ねる:ベトナム人はためらうことなく、相手に年齢、婚姻状況、独身状況などのプライベートなど情報について気軽に尋ねます。特に年齢を尋ねるのはほとんど避けられません。なぜなら、ベトナム人は呼びかけ方を決めるために年齢を知る必要があるからです。年齢によって相手への呼び方が変わるので、年齢を尋ねるのは単なる好奇心ではなく、適切な呼びかけをするために必要なことです。

• 冗談をよく言う:上記のように、同僚に対して「彼女に頭が上がらないのか」「奥さんに怒られたかな」「彼女に振られたばかりか」「まだ独身なのか、早く恋人を見つけろ」などと冗談をよく言います。ただし、相手との関係性や状況をよく見極めて、失礼にならないように注意しましょう。

• 相手への関心が強いです。例えば、現在私が在宅勤務で通訳をしている東京のIT企業では、ベトナムのIT企業のベトナム人エンジニアを雇ってソフトウェア開発を行っています。オンラインミーティングで、日本人PM(プロジェクトマネージャー)が数日休暇を取ると伝えると、私がそれをベトナム人エンジニアに通訳すると、彼はすぐに「彼女、旅行にでも行くんですかね?」と聞いてきます。また、社長が参加する日もあればしない日もあり、彼は「今日は社長、なんで参加しないんですか?」といつも気にしています。このように、相手への純粋な興味や関心が、ストレートな質問となって表れるのです。

• ベトナム人は一般的に明るく親しみやすいです。

• 困っている人を助けることが好きな人が多いです。

• 親しくなると、休日に自宅に招いてくれることもあります。私自身もベトナムで働いていた時に、何人かの日本人の友達を自分の実家に招待したことがあります。

• ベトナム人は基本的に料理が好きなので、親しくなれば自宅を招待して手料理を振る舞ってくれることもあります。

• ベトナム人は、日本人の礼儀正しさ、丁寧さ、相手への敬意、そして高品質な製品を生み出す技術力、さらには美しい国土といった側面に魅力を感じ、深い尊敬と憧れを抱いています。そのため、日本から来た人々は、特別な存在として温かく迎えられます。

• ベトナム人として客観的に見て、ベトナムはまだ発展途上国であり、経済面がまだ弱く、外国人旅行者は買い物時にぼったくり被害に遭いやすいのが現状です。また、並ぶ習慣が根付いていなかったり(これは徐々に改善されているようですが)、公共の場で大声で話すといった問題もあります。しかし、ベトナム人は基本的に明るく親しみやすい国民性です。特に仲良くなると、とても楽しいと思います。

• 日本人の性格は、まだ親しみを持っていない人に対して自分や家族、プライベートのことをあまり話したがらない傾向があります。また、人に迷惑をかけないように振る舞い、礼儀正しさを重んじるため、ベトナム人から見ると冷たくて近寄りがたいと思われてしまうことがあります。しかし、ベトナム人はオープンで親しみやすいコミュニケーションを好みます。上記のベトナム人についての説明を参考に、積極的にコミュニケーションを取れば、きっとベトナム人と打ち解けられると思います。

5.  ベトナム生活をスムーズに!知っておくと役立つ情報

• ベトナムで頻繁に移動する予定がある場合は、Grabでバイクや車を予約するのが便利です。Grabアプリをインストールすることをおすすめします。

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• ベトナムでは、市場で買うと安く新鮮なものが手に入りますが、食品安全には注意が必要です。市場のものは検査されていないので、個人が育てたものを買えれば安心ですが、特に中国からの輸入品は保存料が多い可能性があります。スーパーマーケットのものは安全な印象がありますが、少し割高です。ベトナム人は普段、生鮮食品は市場で買うことがほとんどです。

• オンラインショッピングなら、Shopeeがおすすめです。日本のAmazonや楽天のような総合通販サイトですが、Shopeeは商品がかなり安く、欲しいものがほとんど見つかります。Shopee のリンクはこちらです。

• また、ベトナムでは連絡手段としてFacebook MessengerやZalo(以下のアイコンのアプリです)がよく使われています。これらのアプリもインストールしておくと便利です。

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まとめ

ベトナムは、若く活気があり、親しみやすい国民性を持つ国です。ビジネス文化や生活習慣には日本との違いもありますが、積極的にコミュニケーションを取り、相手への敬意を示すことで、良好な関係を築くことができます。ベトナムでの生活や仕事を楽しむためには、これらの情報を参考に、異文化理解を深め、柔軟に対応していくことが大切です。
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